世界のプロレス探検隊

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ICW No Holds Barred Volume 36 Review "新旧デスマッチ女王対決!" ケイシー・カタール(カーク)対ミッキー・ナックルズ他

ICW No Holds Barred Volume 36 11/12/2022

iwtv.live

アーロン・ウィリアムス対ゲイリー・ジェイ
 Unsign and Don't Careのタッグパートナー対決。ベテラン実力者対決だけあり、短時間でも魅力を詰め込める術を持っている。ジェイのハードヒットにアーロンのオールラウンダーな様々な種類の攻撃、激しい場外戦から最後は画鋲受けを連発と魂と技術が詰まった熱戦です。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

IWTVインディペンデント・レスリング世界王座戦
クルール(c)対マット・トレモント

 


 スタートから蛍光灯が並ぶロープに突っ込んでいく豪快な展開も、ノータッチトペを決めたクルールが着地の際に肩を負傷。応急処置を施し、騙し騙しで何とか試合を続行。クルールの気合いとクルールに負荷を変えない様な試合運びが出来てしまうトレモントの匠の技で形にはなっていく。

 フィニッシュは呆気ないものの、場外戦は迫力満点で、最低レベルは超えていた。再戦希望。平均的良試合。
評価:***1/4

 

ICWアメリカン・デスマッチ世界王座戦
ケイシー・カタール(カーク)(c)対ミッキー・ナックルズ

 

 


 新旧デスマッチ女王対決。蛍光灯、ガラスボードにガセットプレートを大量に使用した凄惨なデスマッチ。魂の籠った打撃に受けっぷりもかなりのものと凶器攻撃以外の面でも最高品質。ブランドンとのストーリーは最小限に留め、完全決着に向かわせたのも英断。

 ケイシーのハードワークは変わらず凄く、トップスターの役割を最大限果たしており、そして何よりもミッキーの攻守に渡ったハイレベルの働きは圧巻。身体の張り方も試合構築の安定感も格別。冒頭の奇襲からボリューム満点のニアフォールの応酬まで全編通して息を吐く暇もない大激闘でした。

 好勝負。
評価:****

 

 

全体評価:8.5