West Coast Pro Wrestling Situation Critical 1/14/2022
ニコール・サヴォイ対マーシャ・スラモヴィッチ
シュートスタイルに精通している両者の対決。しかし、グラウンドの攻防は控えめで、基本的には投げ中心の攻防が続く。鋭角なスープレックスを互いに連発する激しい内容となり、互いに放ったドライバー系の技はかなり角度が厳しかった。
それ程のタフマッチとなり、見応えはあったものの、両者の実力を考えれば、もっと上の内容は目指せたはず。初対決で互いを理解出来る時間が少なく、上手くまとめる方向になったという印象でした。中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
ケビン・ブラックウッド対デイビー・リチャーズ
ストライカー対決。ブラックウッドの盟友であるダニエル・ガルシアとは好勝負を繰り広げたデイビー。スタイル的にはブラックウッドとも親和性がある為、手の合った攻防を見せる。ただ鋭さは落ちているデイビーなので、グラウンドで勝負出来るガルシアの方が、今のデイビーなら合っていたかもしれない。様々な蹴りと関節技を駆使し、盛り上げた良試合。中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
トリプル・スレットマッチ
“スピードボール”マイク・ベイリー対アラミス対レイ・ホルス
ルチャドール2人にベイリー。ルチャ・リブレ的な軽快なアクションに加え、打撃の打ち合いで気合を見せる展開も織り交ぜるなど3人の得意なフィールドを存分に発揮した展開が続く。安定感、独創性、豪快さ全て抜群。3人とも腕達者ではあるが、予想を遥かに超えて化学反応を巻き起こした熱戦。これはPWGですと言われても頷いてしまう程。まさにショー・スティールマッチ。好勝負。
評価:＊＊＊＊
全体評価:7.5+
