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GCW So Alive Review ジョン・ウェイン・マードック対ジミー・ロイド他 ~GCW vs ICW NHB開戦~

GCW So Alive 12/4/2021

 

 

www.fite.tv

 

セカンド・ギア・クルー(マシュー・ジャスティス&AJグレイ)対サディーカ&アレックス・コロン

 当然ハードコアな乱戦に。序盤はただ荒いだけといった展開も、SGCに立ち向かうサディーカの猛獣らしさが前面に出てから試合は急上昇。SGCの強力な椅子攻撃も同じ様に撃ち返していく姿は感嘆の一言。終盤の数分のフルスロットル感はまさに圧巻。迫力満点に締めくくりました。平均的良試合。
評価:***1/4

 

GCW世界タッグ王座戦
ブリスコ・ブラザーズ(c)(ジェイ&マーク・ブリスコ)対ニンジャ・マック&ダンテ・レオン

 活きの良いテキサス産若手ハイフライヤーズを貫禄の動きで凌駕する大ベテランブリスコズ。わかっていても一つ一つの動きのレベルが違いすぎる。正直1対2で釣り合う位のレベルであった。凶器も使った攻防も入れてまとめてはいたものの、ブリスコズが個々の必殺技を使うまでもなく、雪崩式レッドネック・ブギーで仕留め完勝。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

デスマッチ
ジョン・ウェイン・マードック対ジミー・ロイド

 生まれ故郷テキサスでマードックが遂にGCWに帰還。商売敵であり、裁判の相手であるIWTV一派に属するICW NHBというワードは意地でも使わないGCW。それでマードックを説明するのは中々至難の技だが、すっかりデスマッチ界のトップに君臨するメインイベンターとなったマードックなので、ロイドに合わせる形を取っても、貫禄は保っている。ミラームーブの様な形で試合を作っていき、ロイドに合わせていることと、ロープがあることで、いつもよりも動きが多いのが新鮮。

 ファストペースで進む試合は、大量の蛍光灯を使い、火炎ドアへのアサルト・ドライバーというコーディ・ローデスに見せつけるかの様な荒技も飛び出す乱戦に。侵略者の割にはロイドに合わせすぎだったが、ロイドのデスマッチは今年ずっと好調をキープしているので、ロイドがしっかり試合を進めていた事で、そこまでマイナス面は目立たず。最後はマードックがディープサウス・デストロイヤーからのブレーンバスターというフルコースで仕留め幕。

 試合後には挑発してきたマードックに対し、コロンが今大会のパートナーであるサディーカを使い、奇襲のお返し。決戦は元日に行われる模様。驚いたのは驚いたものの、ICWNHBでマードックがサディーカと2回戦っている事をわかっていないとわかりづらい演出でした。中々良い試合。

評価:***1/2

全体評価:7