世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

JAPW Awesome Sacrifice Review マフ対オーサム/テディー対レッド他 ~From South Philly, Japan~

JAPW Awesome Sacrifice 4/24/2004

iwtv.live


トレント・アシッド対M-ドッグ20対ロドリック・ストロング
 華のアシッド(サウスフィリー・ジャパン出身とコール)、身体能力のMドッグ、ハードヒットのロドリックと三者三様だが、上手く各々の良さを壊さない様にしながら、スピードにも乗ったアクションを展開。ロドリックがバランスを取り土台も作り、最後はスターのアシッドがまとめてみせる。非常に噛み合った良試合。中々良い試合。
評価:***1/2

 

JAPWライトヘビー級王座戦-ノーDQ
ジェイ・リーサル(c)対アズリエル


 

 スペシャルKの生き残り2人によるJAPWの看板抗争の一つ。この試合は抗争途中の一戦ではあるが、乱戦と軽量級らしさを共存させるというお題に向き合っていて、粗さはあるけども、リーサルのグラウンドテクニック、アズリエルの軽快な動きは目を見張るものがあり、要所では椅子への強烈な投げが炸裂。クライマックスでは蛇足感があり、綺麗に決まらなかったが、試合全体としては手が合う関係というのがひしひしと伝わる良試合でした。中々良い試合。
評価:***1/2

 

ザ・スタンピート・ブルドッグス(ハリー・スミス&TJウィルソン)対ザ・Hエフェクト(デランジド&ディクシー)

 後のハート・ダイナスティとなるスミスとTJ。スペシャルK残党のハイフライヤーを相手にしてもちゃんとした試合にするのは、やはり地力が違う。キャリアも浅い時期だが、全然モノが違ったのが印象的。タイソンは怪我がなくて時代が時代ならNXTでチャンピオンになっていたでしょう。平均より上。
評価:***

 

アメージング・レッド対テディー・ハート
 超絶ドリームマッチだが、駆け出しで世の中全ては俺より下!俺にひれ伏せという表情と態度に満ち溢れているテディーと、怪我や早熟の影響からもう輝きを失っていたレッドでは、まともな試合になるはずもなく、テディーが挑発とグラウンドで封殺。動かせても貰えない動いてもパッとしないこの時のレッドではどうすることも出来ず。テディーはテディーなりにまとめようとするが、場外戦に流れてダラダラとそのまま終了。史料としての価値のみの試合でした。
評価:*3/4

 

JAPWヘビー級王座戦
ダン・マフ(c)対マイク・オーサム
場外戦と軽い凶器攻撃からチープ・フィニッシュと内容は特に特筆すべきものはないが、オーサムとその後に出て来たベイダーを呼べた事で許してくださいという試合でした。
評価:**