AEW Grand Slam Australia 2026 2/14/2026
AEWコンチネンタル王座戦
ジョン・モクスリー(c)対KONOSUKE TAKESHITA
ジャパニーズスタイルのオーソドックスな一進一退の攻防。総じて激しくレベルは高いものの、ヒールだがヒールではない両者のため、ニュートラルな立ち位置での腕試し感が強く、結末も含めて前哨戦感が否めない。
色々な意味で新日本プロレスよりも新日本プロレスの様な試合内容。彼ら特にモクスリーはそれが得意でも、それが必ずしも面白さに繋がる訳ではなく、竹下も合わせる立場なため、特別になることはなかった。
中々良い試合。
評価:***1/2
#1コンテンダー・マッチ(AEW世界王座)
“ハングマン”アダム・ペイジ対アンドラーデ・エル・イドロ(w/ドン・キャリス)
こちらもオーソドックスな一進一退の攻防がメインの試合。ストーリーを広げるための試合ではないため、シンプルなせめぎ合い。両者の動きがキレていて、尚且つスターパワーも炸裂しているので、特別な仕掛けがなくても形になる。
ノリにノッているアンドラーデは、裏スパニッシュフライのような隠し技も披露。ハングマン相手にも臆することなく自らの価値を高めました。そしてハングマンもアンドラーデでやりたいようにやらせつつ、要所は完璧に仕留める。このアンドラーデでさえも存在感で一切劣ることがない。まさに横綱相撲でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
AEW TNT王座戦-ラダー・マッチ
カイル・フレッチャー(c)対マーク・ブリスコ
Full Gearの対決で終結した本抗争が再燃。チャンパを絡ませるかと思いきや、マークを優先させてチャンパをヒールターンさせるのは想定外だが、フレッチャーをフェイスターンする必要性もなく、チャンパは一番魅力が出せるヒールを担える。
ここで白羽の矢が立つのが、フレッチャーのここ最近の一番の好敵手となったマーク。このカードなら外れることはなく、今大会ではなかったハードコアな役割も担う事が出来る。試合内容に外れがなく、負けても格が落ちない稀有な存在。
既に一段落付いている抗争のため、レスリング勝負にすることなく、お題のラダーを徹底的に活用したハードコアに振り切る。テーブルや椅子を使うと前戦と変わらない、他の試合とも差別化出来ないため、ラダーのみを使うWWEスタイルとなったが、流血を入れることでWWEと差別化を図っているのは手堅い。複数回に及ぶラダー破壊を含むハードなスポットも導入。
20分にも満たない試合時間だが、死闘感は十分演出出来ており、満足出来る仕上がり。所々繋ぎの試合らしく作り込みの甘さは出ているものの、攻防面でカバー。お題が変わろうとも、このカードが間違いないことを改めて証明した熱戦でした。
好勝負。
評価:****
AEW世界王座戦
MJF(c)対ブロディ・キング(w/バンディード)
リベラル凶獣ブロディが小悪党MJFを連破出来るかが争点の一戦だが、小悪党と本格派の狭間に立つMJFの試合運びとブロディが全然マッチしない。ブロディが動けて飛べる、オールドスクールな巨漢ではないため、むしろ木偶の坊の方がコテコテのアメリカンプロレスが出来て、MJFのやることにマッチしたでしょう。
盛り上がるスポットはあるものの、どれも単発に終わる。悪くはないものの、前回のモクスリー政権序盤の様な上手く回っていない感は拭えなかった。
平均より上。
評価:***
全体評価:7.5+