世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

AEW Revolution 2026 Review MJF対"ハングマン"アダム・ペイジ/FTR対ヤング・バックス/エジクリ&ロンダ・ラウジー登場!!

AEW Revolution 2026 3/15/2026

www.trillertv.com

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AEW世界タッグ王座戦
FTR(c)(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)(w/ストークリー)対ヤング・バックス(マット&ニック・ジャクソン)

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 毎年の恒例行事であるタッグの頂点2組による数え歌。

 幾度となく戦ってきた2組ということもあり、序盤や中盤のベーシックな攻防は排除。場外ダイブを皮切りに、エプロンでのスパイク・パイルドライバーやダックスとニックの流血もありつつ、リングを広く使いながら、連携も適宜織り交ぜて試合を構築。どの様な構築でスタートしてもハイレベルな試合内容に帰結出来る匠の技。

 終盤はギアが更に高まっていき、盤石の熱戦模様。タッグの華麗さとトップ対決らしい死闘感を両立させるのも絶妙。そしてクライマックスは怒涛の必殺技&ニアフォール祭り。この数え歌に相応しい大技連発で会場を爆発させました。

 名勝負。
評価:****1/2
 試合後、FTR&ストークリーを旧エジクリ、アダム・コープランド&クリスチャン・ケイジが復帰し襲撃のサプライズ。

 

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AEWコンチネンタル王座戦-ノー・タイム・リミット
ジョン・モクスリー(c)対KONOSUKE TAKESHITA

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 オーストラリアでの一戦と同じようにジャパニーズスタイル全開の肉弾戦がメイン。違うのは攻防の強度が上がっており、ビッグマッチ仕様になっている。

 団体の象徴であるモクスリーが次代のトップスター最有力、次期世界王座コンテンダー候補の竹下を直々に押し上げる内容となっており、高い壁に対し、懸命に立ち向かう竹下の頑張り、世界最高の実力と才能を描いている熱戦。メインもデスマッチもので、ハードヒッティングの試合は少なかったことも作用。

 3試合目で思う存分やりたいことを実現。少しクドさはあるとはいえ、竹下のサクセスストーリーの重要な1ページに加わる逸品には違いはない。単体でメインを張れる内容。他なら余裕でMOTNになるレベルでした。
 文句無しに好勝負。
評価:****1/4

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AEW女子世界王座戦-3本勝負
テクラ(c)対クリス・スタットランダー

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 ソリッドな一進一退の攻防で構築された一戦。予想以上に1本目、2本目を厚く配置したことで見応えが生まれる。オーソドックスではあるものの、一つ一つの攻防において 男子にも負けない力強さが見所。ラフでも見せ場を生み出せるのも強み。

 派手な試合ではないものの、充実度は高く満足出来る。レフェリー失神、キーポイントとなっている革ベルト攻撃にSoSの介入とスタットランダーへの配慮を忘れず、テクラが狡猾かつパワフルに仕留める。通常放送と同じく非常に手が合っていた抗争でした。これで完結したきらいはあるが、もう一発特殊形式を決着戦で入れても良いでしょう。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

AEW世界トリオス王座戦
ドン・キャリス・ファミリー(c)(オカダ・カズチカ、カイル・フレッチャー&マーク・デイヴィス)対ミスティコ&ジェットスピード(ケビン・ナイト&”スピードボール”マイク・ベイリー)

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 CMLL同様に『Me Muero』で入場したミスティコが、オカダやフレッチャー、ナイトという現世代&次代のスター達を差し置いて大看板として君臨する一戦。神の子は、レインメーカーすらも脇役にしてしまう。豪華助演陣の素晴らしい働きに支えられたミスティコ劇場という試合。観客のアップを抜くカメラワークや本場さながらのチャントなどここはCMLL、ルチャリブレを強く感じられた。

 王座戴冠した試合に続き、久しぶりのタッグとなるオージー・オープンがまだまだ作られた関係性のフレッチャー&オカダとは違って、熟練の連携を披露し違いを示したのは嬉しい一幕でした。この2人でもタッグ王者に就いて欲しいところ。

 ナイトとベイリーのハードワークも単なる脇役には留まらない活躍。結果全員が輝いていたトリオスマッチとなり、アレナメヒコなら余裕でメインのこのカードをミッドカードに据えられる異常さも実感出来ました。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

アンドラーデ・エル・イドロ対バンディード

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 シャーロットを失ってもなお美女とのセルフィーを定番化させ色男ぶりを発揮するアンドラーデと、LA開催ということで、世界王座にも就いた西海岸インディの盟主であったPWGの主である暴虐龍スーパー・ドラゴンのマスクとガウン着用で入場し、リスペクトを示したバンディードによるアメリカンプロレス対応型ルチャアクション。

 好調同士のドリームマッチらしくルチャの遊び心を感じさせる展開が多くとも、要所を締めてクオリティを叩き出す。尻上がりにボルテージが上がっていき、終盤は大技攻勢。ルチャらしい独創性に重厚さと華麗さを兼ね備えている。世界中のどのマットでもメインイベントになり得る魅力を放ち続けていた一戦。

 紆余曲折あったが、完全に今のAEWにフィットし、世界中も股にかけて活躍しているアンドラーデ。世界王者待望論が出ているが、過大評価に全く思わない復帰後の勢い。バンディード相手にPPVでもそれを証明したのは本当に素晴らしい。

 好勝負。

評価:****

 

 

 

AEW世界王座戦-テキサス・デスマッチ

(※ハングマンは負けると二度と世界王座に挑戦出来ない)
MJF(c)対”ハングマン”アダム・ペイジ

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 もうこれ以上やらなくても5スターマッチの称号は与えますから許してください。もうこの上はありませんから!とばかりに要素物量てんこ盛り質は最高品質とメジャーデスマッチの最高峰を更新する頂上決戦。

 ガラス、ステープラー、有刺鉄線、有刺鉄線椅子&ボード、注射器、蛍光灯、テーブル、高所落下テーブル破壊にドッグカラーとこれだけの要素が1試合に組み込まれている想像を絶する濃密さ。二郎ラーメンも驚きのマシマシっぷりだが、それを行ってもクドくならないのは、MJFの卓越した試合構築力とリアクション力の賜物。

 小悪党でもあり本格派プロレスラーでもあるからこそどちらに触れる事が出来る。普通はどちらかしか似合わないのだが、今回はテリー・ファンクオマージュコスチュームで登場したMJFはそれが出来るズルいレスラー。

 更には(CZW時代にはデスマッチはしていないけれど)元CZWという過去も過激なデスマッチをやっても良い存在と思わせる要因でもある。紆余曲折経てAEW時代のコーディは超える格好良いトップベビーフェイスとなったハングマンとの対比にもなっている。全盛期を更新し続けるだけに動きが良く無理も効いて、そしてシンプルにタフマッチが上手い。

 そこにハングマンはスワーブ戦の注射器攻撃、MJFはパンク戦のドッグカラーと過去の要素を入れるのも絶妙。これは演者と裏方側の策略ズバリ。メジャーインディレスリングデスマッチハードコアなどなど全方面に隙がない。終わりが見えなくなってきた46分ものロングマッチを終わらせたチェーン絞首刑スポットも新たな魅せ方を取り入れていたのも面白い。

 ハングマンは負けたら二度と世界王座に挑戦出来ないというコーディのオマージュを取り入れた背景もスリル感が持続した要因。ケニー×モクスリーやハングマン×スワーブ同様インディの要素をかなり取り入れた前衛的な作品となっており、デスマッチやハードコアが好きでなければ評価は低くなり、二分する内容だとは思うが、ここまでやられるとお手上げ。

 圧倒的な物量を支えるスケール感と演出力もクオリティを押し上げた一因でした。

 5スターマッチ。
評価:*****
全体評価:10