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AWR Rotten 2 The Core Review マードック対NDC/猛獣ジャスティン・カイル

Asylum Wrestling Revolution(AWR)

Rotten 2 The Core 8/23/2020

 

 

Asylum Wrestling Revolution - IndependentWrestling.TV


リジェクツ・ルールズ・デスマッチ
ジョン・ウェイン・マードック対ニール・ダイアモンド・カッター
今月末の「ICW NHB Pitfighter」でも試合が組まれている両者。2020年のUSデスマッチシーンの躍進を支えた両者だけあり、ICWNHBやNPUよりもどインディーとなるこの団体での試合でも手を抜かない。大きなスポットこそないものの、蛍光灯、ガセットプレート、椅子に座っての殴り合い、各種ドア破壊を満遍なく織り交ぜながら、血を流し、試合を作っていく安定感抜群の内容。蛍光灯へのディープサウス・デストロイヤーを返したニールも雪崩式ブレーンバスターまでは返せず憤死。2020年にブレイクスルーして実力者同士の外れのないデスマッチ。中々良い試合。
評価:***1/2

 

ストリート・ファイト
アレックス・オーシャン対ジャスティン・カイル

2020年彗星の如くブレイクし、デスマッチシーンにその名を刻んだオーシャン。しかしエリック・ライアン戦を最高最大のピークとして、緩やかに下降し、今では低迷気味と言う状態を示すように、破天荒なことはやって、受けも中々だが、攻めのパートになると緩さが目立つ。この試合でも高所落下は凄いけれども、合間の細かな攻撃がしっかり決め切れていない。人気が出て、コロナ禍だから罵声は少ないけども、今の状態になるのは必然だったと思える。一方猛獣ジャスティン・カイルは冒頭の蛍光灯ドアへの串刺し式スピアーにMMAっぽさも感じる打撃も良く、荒削りとはいえUS東海岸インディファン好みのタフガイらしさに溢れていて、可能性に溢れている。人気者オーシャンに、ゴーバーばりのスピアーを突き刺して勝利したが、説得力十分で違和感なし。彼はもっとプッシュされるべきヘビーヒッターということを示した一戦。平均的良試合。
評価:***1/4