東京女子プロレス(TJPW) 東京女子プロレス '24 1/4/2024
瑞希対角田奈穂
タッグパートナー乃蒼ヒカリの欠場に伴いタッグ王座を返上し、カードも消滅した角田の仕切り直しマッチ。鬱々とした状況を強引に切り替えさせる様な瑞希とのバチバチファイト。
この団体のアンダーカードにしては異質だが、このカードならではという激しさがあり、見応えがありました。
平均的良試合。
評価:***1/4
新春!龍が如く夢を叶えよ!だるまマッチ
中島翔子対ハイパーミサヲ
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— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) 2024年1月4日
👸🏻東京女子プロレス『東京女子プロレス'24』
○第四試合 15分一本勝負
中島翔子 vs ハイパーミサヲ
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だるまに目を入れる変形ラダーマッチだが、レフェリー弄りやラダー使用から場外、客席、売店にまで傾れ込む大乱戦。場外での攻防多数。
ハイパミの自転車を使用する攻防は、DDTグループらしさ満点で、大元のWWEの24/7らしさもある飛び切りにクレイジーで楽しい内容。新春恒例のこのカードだが、年々エンタメ度、ハードコア度が上がってきていて、これを見ないと年明けと思えないレベルにまでなってきている。
中々良い試合。
評価:***1/2
山下りな対伊藤麻希
GCW直輸入マッチ。ノールールのGCWとは異なり、反則裁定ありの東女マット。そこにハードコアをする理由付けをする為に、コミカルにせざるを得なかったところはあるが、東女らしくはないテーブル破壊にピザカッター、椅子攻撃、”MDK”ニック・ゲイジオマージュとGCWでの一戦を徹底的に再現。
アメリカインディの風をしっかり持ち込んできてくれたのは嬉しい限り。通常形式でも素晴らしい2人だからこそそれも叶う。期待通りの良試合。
中々良い試合。
評価:***1/2
インターナショナル・プリンセス選手権試合
マックス・ジ・インペイラー(c)対荒井優希
猛獣インペイラーが、アメージング・コングばりに強くて上手いモンスターとなっており、荒井は防戦一方。中々やりづらい構図で持ち味を出し切っていたとは思えないが、場外床へのスープレックスやインペイラーの度重なる強烈な攻撃を受け続けたそのタフさは認めざるを得ない。
しかし、この試合はインペイラーがイニシアチブを取り、コントロールをし、同時にインパクトも生み出す。彼女の成長を非常に実感出来る一戦でした。
平均的良試合。
評価:***1/4
プリンセスタッグ新王座決定戦-3WAYマッチ
でいじーもんきー(鈴芽&遠藤有栖)対白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)対水波綾&愛野ユキ
王座返上により、代替で組まれることとなったタッグ王座戦。
水波のパワーが猛威をふるい、東女勢を圧倒しオーバーキル。実績を持つ辰巳が必死に対峙することで何とか制御していたが、愛野のサポート役に回らなければ、水波だけで制圧出来るのではと思ってしまう程。
東女勢対決となると、軽快で独創的な連携の数々で魅了する事が出来ており、パッケージの強さを再認識出来る。
只一番印象に残ったのは、水波の真のパワーファイターとしての凄さ。愛野を再びオーバーさせていくメンター的ポジションを担いつつ、東女勢の更なる成長を促す強大な壁として存在するでしょう。その水波を超えられるロスターが揃いつつあるというのも団体力の上昇を実感出来る。
中々良い試合。
評価:***1/2
プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
山下実優(c)対マーシャ・スラモヴィッチ
🔴📺 #wrestleUNIVERSE で独占生配信中!https://t.co/DHHB2CHQcs
— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) 2024年1月4日
👸🏻東京女子プロレス『東京女子プロレス'24』
○メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>山下実優 vs マーシャ・スラモビッチ<挑戦者>
※第13代王者3度目の防衛戦。… pic.twitter.com/6dW5EcXWcs
本来はデスマッチをする必要がない位の実力を持つマーシャのレスラースキルが遂に日本に解き放たれた。
世界を股にかけて活躍するスーパー売れっ子対決。レスリング、打撃戦においての確かな強さと技術。ハードな攻撃をキーにして、重厚さを演出。序盤でマーシャの凄さを示した後は、山下もギアを入れ直し、中盤以降更に濃密な攻防を繰り広げていく。
ビッグマッチのメイン級に隙がなく、スケールの大きなマッチアップは場を掌握していく。遺恨ストーリーがなくても、言葉の壁があろうとも、それらを超越出来る優れた試合内容。
全世界対応、性差も超えた世界水準の高品質。このまま東京ドームやマーシャが所属するTNAのPPVにも送り込めるレベルの大熱戦でした。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
全体評価:9+