DPW(DEADLOCK Pro-Wrestling) DPW Live 3:Krule Combat 10/15/2023
トリプル・スレットマッチ
マーシャ・スラモヴィッチ対桃野美桜対彩羽匠
このアンダーカードで、このメンバーが堪能出来る贅沢な3ウェイ。全員マーベラスだけあり、各々の手の内を良く理解しており、ずっとラリーが続いていくスイング度の高さは圧巻。カード通りの高いレベルな良試合でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
プルービング・グラウンド・オープン・チャレンジマッチ
ワークホースメン(アンソニー・ヘンリー&JDドレイク)対グりゾルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
ワークホースメンのオープンチャレンジに名乗り出たのはVIF。しかし、彼らが呼び込んだのはWWEと契約更新せずリリースされたばかりのGYV。ということで、ジェームス・ドレイクvs元ジェームス・ドレイクのJDドレイク対決が実現。
フェイスヒールの攻防は少なく、タッグワークを競い合う小気味良い攻防がメイン。両チームの多彩な連携が炸裂。ベテランらしい安定感を持ちながら、勢いに乗った時の疾走感も見事。全体を通して非常にハイレベルな内容でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
DPW世界王座戦
ジェイ・マラカイ(c)対ジョーダン・オリヴァー
WWEと契約したとみられる19歳の新星マラカイの身体能力の限りを尽くした動きと、試合をコントロールしながらアピールも果たすオリヴァーの巧さも光る一戦。現時点で上手いのはオリヴァーだが、投資したくなるのはマラカイ。WWEも投資したくなるマラカイの跳躍力の高さは必見です。
中々良い試合。
評価:***1/2
アンサクションド・クルール・コンバット(ラスト・マン・スタンディングルール)
クルール対コルビー・コリーノ
団体追放となったが、結局WWEからはすぐリリースとなり、舞い戻ってきたコルビーは勝てば、DPWに復帰出来る条件。
過去にはハードコア戦で素晴らしい試合を残した両者によるラストマン戦。今回は、有刺鉄線系凶器を積極的に使用するデスマッチテイストで進める。プロレスリングの実力がある上に、コルビーもクルールもデスマッチ経験豊富な為、有刺鉄線の使い方が上手い。流血の導入も効果的。
クルールの怪物性は活かした上で、コルビーも攻守のバランスを絶妙にキープ。怪物対戻ってきたエースという構図を存分に活かし、真っ向から潰し合う死闘感を演出。デスマッチとハードコアの良いところ取りが出来ているのが1番の強み。場外戦やステージでの攻防も上手く活用し、テーブルや有刺鉄線ボードで派手に彩る。
フィニッシュに関してもテーブル破壊の手段でスイングDDTを選ぶセンスも素晴らしい。互いに良さを引き出し合う理想的な関係性。1戦目に続き、印象に残る潰し合い。数え歌認定しても問題ないでしょう。
好勝負。
評価:****
全体評価:9