Wrestling REVOLVER Season Finale 2023 12/2/2023
Wrestling Revolver王座戦
ジェイク・クリスト(c)対グリンゴ・ロコ
オープニングらしいド派手な内容。若手の様な動きで魅了する大ベテラン同士。急遽組まれたカードといえ、オープニングにするには勿体無さはあるものの、ハイフライングあり独創的な攻撃ありドア破壊ありと、着火剤として十分な働きでした。
平均的良試合。
評価:***1/4
グリゾルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)対ラスカルズ(ザカリー・ウェンツ&マイロン・リード)
ラスカルズは、トレイ・ミゲルが交通トラブルの為出場出来ず、その為、ジェイク・サムシングとシングルマッチを戦う予定だったマイロンが代打出場。
ヒールプレイを使わないフェイスのGYVは、タッグとしての実力の高さで勝負。個々でもキレのある動きを見せ、多彩かつ豪快な合体技を披露。エネルギーに満ち溢れている状態。対するラスカルズも疾走感のある戦いはお手のもの。
ヒールプレイは抑えて、タッグの実力で勝負。ミゲルがいなくても、マイロンが見事に代打を務め上げる。終盤のギアの上げっぷりも魅力的。来年TNAの王座戦で組まれても何らおかしくない、可能性に溢れた良試合です。
中々良い試合。
評価:***1/2
望月マサアキ対”スピードボール”マイク・ベイリー
日本とカナダの蹴撃王対決。序盤から多彩かつシャープな蹴りが乱れ飛ぶ展開が続き、狙い通りの好内容となっていく。15分以内の試合時間の中に、持てる蹴り合いを次々と放っていく。蹴り合いがメインだが、当然その他の面でもハイレベルな両者なので、繋いでいく攻防も見劣りせず、最高に魅了していく。
回を重ねると更に凄い試合になる期待感はあるので、日本でも観てみたいカード。マッチメイクの狙い通りの密度の高い打撃戦でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Wrestling Revolverタッグ王座戦
R.E.D(c)(スティーヴ・マクリン、リッキー・シェイン・ペイジ&アレックス・コロン)(w/キラー・ケリー)対セカンド・ギア・クルー(マシュー・ジャスティス、1コールド・マンダース&マンス・ワーナー)
大乱戦。無秩序に見えてはいるが、デスマッチ/ハードコアの業界で知らないものは知らない、トーナメント覇者、タイトルホルダー達に、その中でも誰よりも荒々しいマクリンがいれば、容易に形となる。
ジャスティスの高所ダイブの後あっさり決着が決まるのは、ニュージャックが高所ダイブを決めた後にあっさり終わるECWオマージュか。期待値よりは下回るものの、メインの体裁は保っているレベルにはある。
平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:8