JCW Dog Day Afternoon 8/20/2023
アレックス・コグリン対マット・マコウスキ
BC War Dogsからインディに解き放たれたコグリンのマシーンっぷりに驚愕する試合。長期欠場から復帰したマコウスキも優秀なシューターではあるが、コグリンの力強さが全てを上回っていた試合内容。
マコウスキが相手だからこそ引き出された可能性があるとはいえ、これならシングルプッシュもしたくなる程の強さを誇っている。投げ、打撃、グラウンド全てで存在感を示し続けたコグリンの完璧なショーケースマッチ。
中々良い試合。
評価:***1/2
JCW王座戦
ジョーダン・オリヴァー(c)対グリフィン・マッコイ
Young Dumb N Broke同門対決。CZWのエースとなったことでスポットがなくなる代わりに、実力を付けたマッコイが、当初はヘイトを貰いつつも、今やGCWの欠かせないロスターとなったオリヴァーと気持ちの入った攻防を見せる。
序盤のレスリングからメリハリが効いていてハイレベル。マッコイがオリヴァーの得意技を読んで、切り返していく展開は見事。身体能力も高いので見栄えも十分。ディテールの部分の荒さと、ストーリーテリングのサポートが不足しているところは惜しい箇所ではあるものの、それを補って余りある可能性に満ち溢れている内容。
JCWだからこそ出来るカードと内容には違いないが、GCWの前座に留めておくのは勿 体無い。GCW本体のトップカードとして通用する良試合です。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
バトルボウル・リング・ラダー・マッチ
アレック・プライス対ジョシュア・ビショップ
プライスが奇襲でスタートする肉体破壊系ラダーマッチ。ビショップの豪快な攻撃は見応えがあるものの、単発気味。良い試合になる種はあったものの、線にしようとする意識は皆無。良いカードだっただけに悔やまれる内容となってしまった。
平均レベル。
全体評価:7