世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

USインディ試合集2022 ケビン・クー対マイク・ベイリー/バング・ブロズ対オリヴァー&ウェイン他

Timebomb Pro Wrestling Violence is Forever 10/13/2022

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ケビン・クー対”スピードボール”マイク・ベイリー
 蹴りの使い手対決だけあり、様々なバリエーションの蹴りをベースとした試合運びの中に、投げ技をテンポよく織り交ぜていく展開。限界を越えにいく試合ではないものの、好調の実力者同士、最も容易く見応えのある内容を生み出しており、クライマックスにかけるラッシュも切れ味鋭くパワフル。期待通りの熱戦となりました。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

West Coast Pro Wrestling West Coast Cup Night 1 8/18/2022

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1回戦
タイタス・アレキサンダー対クリス・セイビン
 西海岸インディ期待の星タイタス。オスプレイになりたそうな派手なスタイルで人気を得ているが、対するセイビンは、オスプレイが出てくる前から軽量級の礎を築いてきたレジェンドでありながら、タイタスを軽々と凌駕するキレを放っており、セイビンの凄さ上手さが只々堪能出来る一戦。

 並大抵の選手では、今のクリス・セイビンを上回る事は難しい。試合構築、ムーブのキレ味とセイビンがリードし切った一戦でした。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

Freelance Wrestling Don't Look Under The Ring 10/21/2022

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Freelance Wrestling世界タッグ王座戦
バング・ブロズ(c)(オーガスト・マシューズ&デイビー・バング)対ジョーダン・オリヴァー&ニック・ウェイン
 ゲストであるGCW軍が格上である事を示しつつ、ホームのBBをオーバーさせた試合。疾走感独創性溢れる攻防の数々はインディらしさ満点。とにかく動き回るBBに対し、緩急や強弱を付けてリードしていくGCW軍。

 特にこの中ではキャリアに勝るオリヴァーが付けるアクセントが効いていたのが印象的。派手な中にも丁寧さも格式もある。つい最近までは動き続ける立場だったオリヴァーが、試合を見渡し、コントロールする立場に進んだのは感慨深い。相方となったウェインに負けてられない思いもあるだろう良い相乗効果である。対するBBも小気味良い連携を披露。もっとステージを上げてもおかしくない活躍ぶりでした。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4