MLW Fightland 2021 10/7/2021
MLW世界ヘビー級王座戦&ナショナル・オープンウェイト王座戦-ノーDQ
ジェイコブ・ファトゥ(WH ch)(w/ジョセフ・サマイエル)対アレキサンダー・ハマーストーン(NO ch)
シナ対ウマガインディ版かWCWテイストか、アメプロらしい大味な試合だが、ファトゥの身体能力の高さやハードコア要素を付け足し、ビッグマッチ感を絶妙に演出。ビッグマン2人でちまちました攻防をするよりも、彼らに合った試合内容となっている。
ハマーストーンも動けるビッグマンだが、マッキンタイアやラシュリー辺りと比べると流石に酷であり、メインイベンターでロングマッチをするには技数は少なく、基本技が多めなので、相手が行間を埋めてくれる選手なら良いけれども、ファトゥの様な相手ならば、その場限りの関節技を用意しても良かった。
それかファトゥ対LAパーク戦の様にハードコア要素を強めれば好勝負レベルも狙えたはず。迫力十分に上手くまとめているものの、粗削りすぎた部分は否めない。
好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4
MLW Fusion ALPHA #6 10/27/2021
オペラ・カップ1回戦
ボビー・フィッシュ対リー・モリアーティ
フィッシュの試合スタイルに合わせたスローなテンポだが、現代には遅過ぎるテンポの中にも、モリアーティが緩急両方効かせられることで、試合がダレなかったのが印象的。関節技は得意分野だが、黒人のバネを鋭さに使うセンスはさすがの一言。テクニカー同士の一戦、AEWの一戦よりもやりたい様に出来た内容でした。
中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
オペラ・カップ1回戦
TJP対アレックス・シェリー
こちらもベテランテクニカー対決。緩急を最大限活用し、色気たっぷりに試合を進める。ギアを入れた時のスピード感やキレは若手に劣らない。TVプロレスもライブプロレスもお手の物なので、余計なエッセンスを必要としない。もっとギアを上げて凄い試合にする事は出来たはずだが、TVサイズにあえて抑えた感は否めない。TJPがズル勝ちで締めたとはいえ、シェリーの紹介試合的要素も強い試合。熟練の技術が堪能出来ます。
中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
