GCW Homecoming Weekend 2023 – Night 2 8/20/2023
GCWウルトラヴァイオレント王座戦
山下りな(c)対ビオレント・ジャック
セミからシームレスでスタート。ダムズ直輸入ではあるものの、シングルではレアカード。ジャックがヒール役を担い、GCW軍の絶対的ベビーフェイス山下を手荒く甚振り続け、その猛攻を耐え凌ぎ、メキシコの怪獣ジャックに応戦していくタフな試合。
ヒールはやりやすい環境なので、ジャックもノリノリ。山下もアメリカ仕様にダメージ表現に取り組んでおり、単なるダムズ直輸入マッチにさせない工夫は感じられた。GCW対ダムズに向けた一戦。団体からのストーリーメイクは余りないものの、演者の頑張りで今後に期待を持たせる試合でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
GCW Vs. ROW Night 1 8/25/2023
AAAメガ王座戦
イホ・デル・ヴィキンゴ(c)対グリンゴ・ロコ
日本大会前に行われたオーストラリア遠征より。瞬間の爆発力は他を寄せ付けないものの、メイン抜擢で20分超えの試合となったことで、中盤が間延びしてしまい、中弛みしていたことは否めない。
戦っている当人も新鮮味はなく、一呼吸置けるポイントを覚えてしまったことが要因。そういう時こそドア破壊があれば良いが、オーストラリアということもあってかハードコアは温存。看板カードの輝きは残していたが、密度は抑え目となっている。
中々良い試合。
評価:***1/2
GCW Crushed Up 2023 9/10/2023
山下りな対”スピードボール”マイク・ベイリー
GCWが誇るワークホース2人の激突。他では中々観ることは出来ない特別なカードで、他では中々出来ないハードコアを実行。通常形式でもハードコアでもハイレベルな2人とあって、一つ一つの攻防はハイレベル。仕掛けも少なく、シンプルながらもベストインザ・ワールドの1人であるベイリー相手にも見劣りしない山下の強さを堪能出来る内容でした。
中々良い試合。
評価:***1/2