世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

AEW TVマッチレビュー 2023 ロッキー・ロメロ対ミスティコ/ブライアン・ダニエルソン対アンドラーデ他

AEW Collision #19 10/21/2023
ブライアン・ダニエルソン対アンドラーデ・エル・イドロ

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 ルチャリブレに強い思いを抱いているブライアンが、元々はトップ・エストレージャだったアンドラーデとルチャ要素を多く取り入れた試合を行う。ここへフェイス対決となったことで、互いのレスラー能力をぶつけ合う形となったのは偶然か必然か。

 グラウンドから軽快なアクションまで次々と見せ場を作り続ける。特段捻った試合ではないけども、フィギュアエイトを切り返してのルベル・ロックなどこのカードならではの攻防も用意している辺りは流石。

 ミスマッチかと思ってしまうが、全くそんなことはなく、各々の高い実力を堪能出来る熱戦でした。好勝負。
評価:****

 

AEW Rampage #115 10/20/2023
3本勝負
ロッキー・ロメロ対ミスティコ

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 新日本の敏腕ビジネスマンロッキーがCMLLより神の子ミスティコをAEWに召喚。それだけでなく現地直輸入の3本勝負も導入。ロッキーがCMLL現地仕様の試合構築を取り入れることで、ミスティコも変にアメリカ仕様にしなかったので、このカードそのままの、CMLLのルチャリブレの魅力をストレートに打ち出す事が出来ている。

 賛否両論あるAEWの自由度の高いスタイルだが、ルチャリブレに関しては良い方に作用している。CMLLとミスティコのショーケースとしては申し分ない内容。敏腕ロッキーの手腕が光った一戦でした。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

AEW Rampage #117 11/3/2023

トリプル・スレットマッチ
ペンタ・エル・セロ・ミエド対イホ・デル・ヴィキンゴ対コマンデル

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 CMLLの伝統的なルチャリブレとはまた違うAAAらしい華やかで前衛的な攻防の数々が堪能出来る3ウェイ。ペンタが入ると、流石にペンタが主役になる為、圧倒的主役のヴィキンゴが一歩引くシーンは途中まで散見されたが、一度ギアを入れると、独創的な攻防を連発。ペンタが緩急を付けながら、ヴィキンゴとコマンデルのハイフライングで魅了していく形。

 当然ペンタもこの手の試合、相手は得意中の得意なので、ペンタならではのカウンターも披露し、アピール。クレイジーな攻撃も次々と飛び出し、CMLL勢には負けないぞという所を示していた良試合。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4