世界のプロレス探検隊

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GCW Review 2022 ジョン・モクスリー対トニー・デッペン/コール・ラドリック対シクロペ対ミエド他

GCW You Wouldn't Understand 6/18/2022

 

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GCW世界王座戦
ジョン・モクスリー(c)対トニー・デッペン

 デッペンがシリアスモードで真の実力をモクスリー相手に発揮。何度も絞め落とされそうになるも、寸の所で踏みとどまり、モクスリーに負けじと悪態を突きながら激しい打撃で反撃。

 モクスリーは、この様なハードヒットとラフファイトの融合を軸とした試合展開を1番得意としている中で、デッペンがその領域に自ら入り込み、あわや王者交代というシーンを数多く作っていたのが印象的。

 デッペンの覚悟と真の実力に、モクスリーが呼応して、熱い肉弾戦に昇華させた。GCW参戦後ベストといっても良い大熱戦でした。
 好勝負。
評価:****

 

GCW I Never Liked You 6/19/2022

 

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ウィル・オスプレイ対ニック・ウェイン

 17歳の神童ウェインの為のチャレンジマッチ。腕試しとしてはうってつけの強大な相手。オスプレイはこの手の若手は大好物。自らの若手時代を重ね、ウェインを子供扱いするストーリーテリングを組みつつ、所々で度肝を抜く身体能力の高さを示す展開。

 子供扱いしながら支配し、想像以上の反撃を喰らい、驚きながらも、最後は本機の必殺フルコースで仕留める。オスプレイの掌に乗りながらも、17歳でオスプレイに付いていけるだけの能力があるウェインはやはり才能に溢れており、アスリート能力も高く華がある。

 新しい息吹の誕生を喜ぶかの様に、オスプレイが完璧な試合構築で凌駕するところも見事。息を吐く様に対戦相手にとってのキャリアベスト級を叩き込むのだから天晴れである。

 文句無しに好勝負。
評価:****1/4

 

GCW Dead On Arrival 6/30/2022

 

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デスマッチ
コール・ラドリック対シクロペ対ミエド・エクストレモ

 


 豪傑マジソスの2人に挟まれた若手ホープのラドリックだが、持ち前の度胸と勢い、ハードパンプでマジソス2人に渡り合う。3ウェイでマジソス同士も戦うとはいえ、ラドリックがマジソスの2人と戦うシーンが大部分を占める形。

 マジソスの大量の蛍光灯やガラスボードを使った手荒い攻めの連続に対し、ズタボロになりながらも一方的にはならずにやり返し、互角に渡り合っていたのは驚き。

 ゲイジが未だ戻らず、コロンとマードックの抗争は終わり、マードックはフェードアウト気味、コロンは欠場気味でコンディションが悪い中、ラドリックがデスマッチ部門をリードしているといっても過言ではない。

 マジソス2人相手に堂々応戦していたラドリックの奮闘模様は必見。ラドリックは完全に覚醒モードに突入したでしょう。好勝負。
評価:****

 

全体評価:7+