GCW Fight Club 2022 Night 1: Mox Vs. Gage II 10/8/2022
ニック・ウェイン対シュン・スカイウォーカー
日本遠征でも活躍した17歳の超新星ウェインとDGのライジングスターシュンの対決。ただシュンはヒールモードを継続している為、期待の大空中戦はならず。ウェインもUK〜日本と過密日程が続いており、軽めの試合。ただその中でもアクション面は両者共才能を感じさせるものは示していた。
平均レベル。
評価:***
YAMATO対トニー・デッペン
ドラゴンゲートの大エースYAMATOを、GCWのゲートキーパーデッペンが、コミカルなしのシリアスモードでテクニカルに迎撃。YAMATOは久々の海外遠征、未体験の相手に試運転モード。短時間でデッペンが押し切る予想外の内容でした。
平均レベル。
評価:***
GCW世界王座戦-デスマッチ/タイトルvsキャリア
ジョン・モクスリー(c)対ニック・ゲイジ(w/ドゥーイ・ドノヴァン)
ジョン・モクスリーが、5年間の #AEW との契約延長に合意しました。
— AEW ジャパン (@AEW_jp) 2022年10月8日
今後は、メンター、コーチとしての役割も果たします。https://t.co/zL7RFHHKGQ
一年ぶりとなるリマッチは、モクスリーの王座とゲイジのキャリアが懸けられる、GCWとしては絶対に負けられない決戦。ただハマースタイン・ボールルーム大会以降殆ど試合をしていないゲイジはコンディションは整っておらず、対するモクスリーはAEW世界王座も保持しと絶好調。
とモクスリー優位の中、どうゲイジが食い上がるかが焦点だったが、そんな事すら吹き飛ばす大会間際に発表されたモクスリーのAEWとの5年間の契約更新とAEWと新日本以外のインディには殆ど出なくなるという契約内容が公となり、モクスリーはこの試合にベルトを落とすということがほぼ決まりの状態となり、この試合の緊迫感は失われてしまう。
ピザカッターで流血し、血は流すものの、モクスリーにダメージを残さない様な配慮が見えてしまう展開も多く、モクスリーはNFLシンシナティ・ベンガルズのTシャツにジャケットと普段よりも厚着で、身体に傷をつけない様にするトニー・カーンからの通達が見え隠れする。その展開を打開する程ゲイジは仕上がっておらず、蛍光灯を使うので形にはなっているものの、期待値には遠く及ばず。
It’s @StokelyHathaway and Morrisey! They’ve come for Jon Moxley! #GCWFightClub pic.twitter.com/dWAmPABQjt
— Let Them Wrestle (@LetThemWrestle) 2022年10月9日
クライマックスでは、AEW所属 MJFの息のかかったThe Firmのストークリー・ハサウェイとW.モリッシーがモクスリーを襲撃と、「WWE/ECW One Night Stand 2006」のジョン・シナ対RVD戦でエッジがシナを襲撃したシーンのオマージュからフィニッシュ。それを描いたのは唯一の抵抗というべきか。
一年に及ぶモクスリー政権がこんな形で終わるのは残念。CMパンク戦より遥かに期待値が高かったゲイジ戦がこんな形で終わるのはもっと残念だが、今モクスリーさえも失うとAEWは本当に終わってしまうので、これは仕方のない選択でしょう。
平均的良試合。
評価:***1/4