GCW The People Vs. GCW 7/29/2022
トニー・デッペン対”スピードボール”マイク・ベイリー
オーソドックスな一進一退の攻防がメインの試合だが、ベイリーのハードヒットに、デッペンが熱くハードヒットで応戦した事でアンダーカードレベルの内容は超えていったのが印象的。いっそのことデッペンもXディビジョン戦線に入って欲しくなる程。
中々良い試合。
評価:***1/2
グリンゴ・ロコ、ブラック・タウルス&ジャック・カートウィール対ASF、ラレド・キッド&コマンデル(コマンダー)
DOUBLE AVALANCHE PRESS SLAMS FROM BLACK TAURUS & GRINGO LOCO! They’re never ready! #PEOPLEVSGCW pic.twitter.com/JaQjQxH3hL
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年7月30日
SOMEBODY STOP THIS MAN! @KomandercrMX #PEOPLEvsGCW @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年7月30日
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.@KomandercrMX with some parkour into a poison rana on Jack Carthwheel!#PEOPLEvsGCW @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年7月30日
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今大会のMOTN。ショーを完璧にスティールしたGCW名物のルチャトリオスマッチ。
コマンダー、ASF、カートウィールの極上スポットフェスターの飛び切りの動きと、ロコ、ラレド、タウルスのバランサーも担える選手たちが上手く試合をコントロール。ロコ、タウルスのパワームーブは場を引き締め、攻防が途切れそうになった時は、ラレドとタウルスのライバル対決に場を任せておけば場が収まる。
連鎖場外ダイブは、今一番ホットなコマンダーのロープ渡り式もあり度肝抜くと、1番小柄なASF絡みもいつも通り想像を超えるぶっ飛び具合。毎回毎回見せ方を変えて飽きさせないアイデア力とそれを完璧に実行出来る実力は見事。
言葉はいらない。とりあえず観て楽しんで欲しい!それに尽きる一戦です。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
ジョーイ・ジャネラ対サイコ・クラウン
長い場外戦を取り入れた乱戦模様。流血に椅子とドア破壊、マスク引き裂きとポイントはしっかり押さえている。小大会なら余裕でメインの豪華カードだがミッドカード仕様にクレイジーさは控えめ。
しかし、日本行きを控えるジョーイは状態が良く、サイコは安定の盛り上げ上手。中締めとしては最高の出来でした。中々良い試合。
評価:***1/2
バンディード対ジョーダン・オリヴァー
長きに渡る修練を経て、東海岸のエースが覚醒。実力もネームバリューもあるバンディード相手に一歩も引けを取らない戦いを見せる。体躯を活かした豪快な攻撃、演舞的な派手な動きもお手の物。試合構築の面もそつなくこなせており、この状態が続くのであれば、何らかのベルトを持たせてあげたくなる程。
バンディードからすればゲストマッチに過ぎないけども、オリヴァーの勢いに引っ張られて、貫禄の動きを連発。想像以上の内容でした。中々良い試合。
評価:***1/2
GCW世界王座戦
ジョン・モクスリー(c)対ブレイク・クリスチャン
suuuuuper Jersey Nick Gage #PEOPLEvsGCW pic.twitter.com/ZfQDbvrjzJ
— Tripping Balls (@IsThisWrestling) 2022年7月30日
地元テネシー凱旋での王座挑戦となるクリスチャン。オスプレイを意識したオスプレイの様な動きを連発するも、正直それはオスプレイ本人で足りている。流血をする事により支持を焚き付けたものの、引き込み切れず、モクスリーのスターパワーに及ばない結果と内容となる。
他団体との兼ね合いとキャラクターもあり、モクスリーを典型的なヒールポジションに置けないのもこの試合ではネックとなっており、流血しながら持ち前の華やかな攻撃で追い込むクリスチャンとデスマッチモードを少し解禁し、凶器攻撃を加えながら振り切る狂犬モクスリーと狙い通りで、ハイレベルではあるものの、後一歩突き抜けた試合とはならず。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:9+