Impact Wrestling Against All Odds 2022 7/1/2022
モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン&アレックス・シェリー)対BULLET CLUB(エース・オースチン&クリス・ベイ)
MCMGの盤石の活躍は、個々としては優秀なヤングBC勢といえども急造タッグではそう簡単には超えられない。シェリー、セイビンともに円熟期を長く続けているのが頼もしく、コンディションは上々。
個人、タッグ共にMCMG2人の魅力が非常に発揮された一戦。アナウンスされていないサプライズ的なオープニングとしては十二分の軽快な攻防が楽しめる良試合。
中々良い試合。
評価:***1/2
Impact Xディビジョン王座戦
“スピードボール”マイク・ベイリー(c)対トレイ・ミゲル
.@SpeedballBailey is determined to keep his X Division Championship! Big Moonsault connects!#AgainstAllOdds pic.twitter.com/FiJsMzlNMy
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月2日
.@TheTreyMiguel is barely standing but still takes @SpeedballBailey down with a HUGE Hurricanrana!#AgainstAllOdds pic.twitter.com/5AzmmI99Ph
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月2日
いきなりのトペから花道を使ったX級らしい独創的な立ち上がりから、脚攻めを軸に、ローキックの打ち合いでヒートアップさせていく挑戦的な構築を行う。
中盤は足の痛めつけ合いで過剰なまでのドラマ性を試合に持たせた後、終盤は、脚のダメージを引き摺りつつも、持ち前の華麗な攻防の数々やカウンターを披露。その一方、脚攻めで作り上げた空気感を損なっていないのも見事。
いつもよりも蹴りの比重を抑えていても、その他の攻防で補って余りある熱量を放っていたのもポイント。フェイス対決のX級、TVプロレスのことも頭に入れないといけない中で、ヘビーでも通用する重厚感と軽量級の独創性、疾走感も大切にした内容。今年絶好調の2人が織り成す世界最高級の大熱戦。間違いなくMOTNです。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
レイヴェンズ・クロックワーク・オレンジ・ハウス・オブ・ファンマッチ
サミ・キャラハン対ムース
.@theraveneffect returned to IMPACT Wrestling at #AgainstAllOdds!
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月7日
Watch AAO on IMPACT+: https://t.co/BlAy97xqqB#IMPACTWRESTLING pic.twitter.com/PvvuTzFOIC
レイヴェンが考案したリングの上に張り巡らされたチェーンに吊り下げられた各種凶器を使用する試合形式。レイヴェン本人も実況席に登場。裏方にトミー•ドリーマーがいる団体らしいチョイス。
.@TheMooseNation just went crashing through a table!#AgainstAllOdds pic.twitter.com/BpCrs1HCI2
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月2日
DISGUSTING!@TheSamiCallihan @TheMooseNation #AgainstAllOdds pic.twitter.com/pqqnzt2atL
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月2日
構成としてはスラミバーサリーのモンスターズボールと同じで、各種凶器を巧みに使用しつつ展開させていく。ムースが奇襲をやり返したものの、場外テーブル葬を喰らう。椅子にドア、鉄柵と身体も徹底的に張りながら、テンポ良くテンションは高く試合を進めていく。
今回は立てた椅子にステープラー、レゴに割れたガラスとマンネリ防止の工夫は施しつつ、各々が光るスポットも正確に配置し、非常にスイングしたハードコア戦。
有刺鉄線バットを取り出したサミに、カメラマンに扮したマクリンがローブローを見舞い、ムースの勝利をアシスト。ビッグプッシュの噂も流れているマクリン、BFGに向けたストーリーになっていくかどうか。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Impact世界王座戦
ジョシュ・アレキサンダー(c)対ジョー・ドーリング(w/ディーナー)
The Chain Of Sorrow turned @Walking_Weapon inside out!@bigjoedoering #AgainstAllOdds pic.twitter.com/Yh8sFgux8L
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年7月2日
盟友EYの敵討ちに出陣のドーリング。全日本の元三冠王者である実績を何度も紹介し、要所では剛腕ラリアット等強烈な攻撃でジョシュを苦しめるも、アメリカンプロレス×王道プロレスの化学反応は起きず。リズムが余りにも違い過ぎたの 全て。ジョシュが何とかまとめようと悪戦苦闘していたのが印象的。
ドーリングは持ち味を出し切っているので決して悪くは無いが、ジョシュだからこそ、TVプロレスのメインとして上手く仕上げ切ったといっても良い試合でした。
平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:8.5+