AEW Dynamite #136 5/11/2022
オーエン・ハート・ファウンデーション男子トーナメント1回戦-ノーDQマッチ
ジェフ・ハーディ対ダービー・アリン
アリンが比較され続けてきたアイドルとの対戦に漕ぎ着けた。鉄階段への自爆やラダーからの高所ダイブとスーサイドな面をお互い競う様に繰り出していく関係性はこのカードならではだが、こんな通常放送の一回で終わらせる様な試合ではなく、正真正銘ドリームマッチなので、DoNが終わったら改めてじっくりと長期でストーリーを組んで抗争をして欲しい所。スーサイドな面だけでなくレスリングでも勝負出来る2人だからこそお願いしたい。平均的良試合。
評価:***1/4
AEW Dynamite #137 - Wild Card Wednesday 5/18/2022
“ハングマン”アダム・ペイジ対竹下幸之介
パンクとの抗争の一環であり、格の差を示す様なシーンが多い試合だが、その中でも竹下の類稀なる身体能力と実力を要所では発揮させる事で、ハングマンの強さと竹下のアピールを両立させる事に成功。
竹下は特段ヒールではないので、日本的な攻防も比較的多めで、得意な領域で戦えたのも大きい。現状としてはヤングボーイとして戦わせるしかないけれども、それにしては余りにも反則的な存在。DDTの頂点を極めた実力を示した。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
AEW Rampage #42 5/20/2022
オーエン・ハート・ファウンデーション女子トーナメント1回戦
クリス・スタットランダー対レッド・ベルベット(w/ジェイド・カーギル、キエラ・ホーガン&マーク・スターリング)
エイリアンギミックを捨ててよりシリアスに、アスリート性を活かしたスタイルとなったスタットランダーが、小柄なベルベットをちぎっては投げで行く展開。パワーがあったとしても女子では一握りしか出来ないスタイルなので、それだけでもスタットランダーは稀有な存在。
対するベルベットも、ジェイド・カーギル率いるBaddiesのメンバーとして水を得た様に生き生きとヒールを楽しんでいる。攻撃時のインパクトとヒールとしてのインサイドワークも抜群で、AEW版サーシャ・バンクスとしての素養は十二分に示している。
丸め込みフィニッシュだったのは世界観に合っておらず残念だったが、見逃すには惜しい熱戦でした。平均的良試合。
評価:***1/4
AEW Rampage #43 5/27/2022
オーエン・ハート・ファウンデーション女子トーナメント準決勝
ルビー・ソーホー対クリス・スタットランダー
トップフォームを取り戻しつつある2人による充実の一戦。スタットランダーが持ち前の怪力でスーパーアスリートである事を示せば、ルビーも受けて受けて最後に返す懐の深さとタフさを誇示。
人気者のルビーが勝ったのにも関わらずブーイングが起きてしまう程、今のスタットランダーは、支持率が高い事を示していた。これが続けばAEWの女子部門は更に層が熱くなる。平均的良試合。
評価:***1/4