新日本プロレス NJPW STRONG #82 - Rivals 2022 3/12/2022
ジェイ・ホワイト対”スワーブ・ザ・リアリスト”シェイン・ストリックランド
WHOSE HOUSE?@swerveconfident answers @jaywhiteNZ!
— NJPW Global (@njpwglobal) 2022年3月13日
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WWEで活躍した今ホットな大物を立てながら、緩急を効かした試合運びで進めるジェイの巧さが光る内容。技セットは変わらないけども、典型的なアメリカンプロレスのヒールを演じる事が出来ており、TVプロレスにも順応。技と技の間も絶妙。
スワーブもゲスト参戦の為、互いに配慮しながら進めているのは見て取れるものの、その中でも良さは殺さずに進める事が出来ているので、不足はない。スワーブの立体的な得意技やエプロンを使った攻防でボリュームアップ。
日本の解説者が言うような、「ジェイがお膳立てしなければならない無名」などではなく、これからAEWへ向かう元WWEのメインロスターとの対戦は、色々と配慮すべき点が多く、それが妨げになっていた所はあり、それがチープショットからのフィニッシュに繋がるのは仕方がない。
しかし、スワーブの様な新日本に縁もゆかりもない相手であっても、ジェイの試合運びが通用する事がわかる試合である。ジェイが業界で真のスターになる為に、アメリカで良い時間が送れている事を証明していた。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
DEFY Wrestling DEFY 50 2/26/2022
“スワーブ・ザ・リアリスト”シェイン・ストリックランド対ニック・ウェイン
@nickwayne21 is All Elite .#AEW #DEFYYearV #DEFYYearFive
— 🖤Ŕìźó 🖤 (@ElRizoMiedo) 2022年2月13日
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— Vincent Verhei (@FO_VVerhei) 2022年2月13日
ワシントン州出身新旧エース対決。16歳にして実力でAEW契約を勝ち取ったウェインとWWEまで上り詰めたからリリースされ、再起を誓うスワーブ。勢いはウェインにあると思われたが、WWEではNXT北米王座を勝ち取り、短期間だが一軍デビューも果たした実力は、勢いだけでは変えられない次元である事を示していくスワーブ。
序盤は演舞的な攻防で魅せていくものの、それを凌ぎ切ったスワーブが、厳しい大技でウェインをKO寸前まで追い込み、そこからは強敵スワーブが壁となり、神童ウェインがアンダードッグとしてどこまでやれるのか?という展開に移行。
ウェインも長所である立体的な攻撃を絞り、ダウンモードの試合運びで、スワーブが敷いたラインに乗っていく。そして指揮者となったスワーブは、技数を減らす一方、強烈なナックルや、過去最高の鋭さがあったハウスコール連発で封殺する等これまでにはない姿を現していく。
ウェインを追い込む際の演技は、一流の技が詰まっており、すぐさまドラマ性を帯びる。ウェインの腕を折りにかかるシーンでは、ウェインの母親も登場し、止めて欲しいと懇願する演出も。地元開催ならではの演出に、ウェインも奮起し、大技を連発し反撃。
ウェイン自体は、ウィル・オスプレイのフォロワーそのものではあるが、16歳でそれが出来る事が最大の武器。端正なルックスとエゴを殺してベースに乗れるプロレス頭も持っていて、掌の中で踊る役としては最適。その優れた素材をスワーブが最高の調理法で料理。あわや逆転というシーンを見せるも、最後は究極奥義JMLドライバーで一蹴。
格の差実力差を誇示するフィニッシュも、コンセプト通りインパクト満点。この試合もまたスワーブの実力を示す良い試合となり、彼らのAEWでの再戦も期待したい好勝負。
評価:****