世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

GCW Review 2021 ニンジャ・マック対ダンテ・レオン/シュラック対サディーカ他

GCW No Signal In The Hills 8/7/2021

 

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ニンジャ・マック対ダンテ・レオン
 互いを有名にしたライバル対決。対戦も組む回数も増え、まだまだ単発感はあり、ムーブの破壊力の割にフロー感が足りないところはあるけれども、以前に比べるとそれはかなり良くなっている。技の精度やスポットの使い方も同様に良くなっている。

 技の破壊力、飛びっぷりやそれを迎撃するカウンターに関しては変わらず業界随一。更に高所ダイブスポットやドア破壊と特別なスポットもありと、看板カードと位置付けるに値するレベルとなっている。今大会のMOTN。中々良い試合。
評価:***1/2

 

 

 

mdk2727.hatenablog.com

 

GCW世界タッグ王座戦
セカンド・ギア・クルー(c)(マンス・ワーナー&マシュー・ジャスティス)対BUSSY(アリー・キャッチ&EFFY)
 友人同士のハードコアは、軽めの乱戦で留まらず、椅子やドアを積極的に使う展開。何よりも終盤のシーンが驚愕。SGCの2人に頭部への椅子攻撃連発。これでもかと頭を撃ち抜き、それだけではなく、2人をテープで固定し拘束し、更に椅子攻撃。

 ジャスティスへはアリーがナイフで腹を斬り付ける狂乱具合。何とか切り抜けたSGCが、逆に椅子攻撃で制裁しフィニッシュ。終盤のフルスロットル具合は必見。ある意味このカードでしか出来ない内容でしょう。平均的良試合。
評価:***1/4

 


ニック・ゲイジ対ダーク・シーク
 トランス・ジェンダーレスラー界のトップランナーの1人シークがデスマッチキングゲイジに挑むデスマッチ。NPUやホームのhoodslamでデスマッチは経験済みだが、いくら何でも相手が悪過ぎる。

 まさにチャレンジマッチという内容ではあるが、単にデスマッチ界の凄腕を連れて来て、凶悪なデスマッチをするだけの団体ではないのが今のGCW。シュラックよりもシークやエフィーを使う事が、団体の存在意義を生む。試合自体は、蛍光灯や有刺鉄線ドア破壊など強烈なスポットも多数あり、メインとしては纏まっている。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2

 

全体評価:7+

 

GCW You Only Die Once 7/10/2021

 

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ジミー・ロイド対ファサード(w/ダニー・モー)
 アナウンスされていなかった試合。椅子への雪崩式カナディアン・デストロイヤー、蛍光灯攻撃、各種ドライバーはケニー・オメガ殺法とスポットフェストだが、休憩明けに盛り上げることには成功。盛り上げにしては使う技がやばすぎだが。平均レベル。
評価:***

 

シュラック対サディーカ
 猛獣大戦争。ロイドとファサードで蛍光灯を使っておいて、ここで使わないのは残念極まりないものの、この2人なので、乱闘をするだけで他の何倍もの熱量を生み出せるのは逞しい。椅子トラップ、有刺鉄線ドアへの雪崩式の投げ、ドア貫通スピアーとトラップは簡素でも使い方を凶悪に仕上げている。

 最後のカウントが上手くいかずケチがついたものの、ハードコアとしては楽しめた。しかし、このカードとしては期待値には届かず。これはICW NHBかメキシコで再戦してほしいカードです。平均的良試合。
評価:***1/4

 

全体評価:7

 

GCW Backyard Wrestling 3 7/4/2021

 

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デクスター・ホワイト(アティカス・クーガー)対オーティス・ホワイト(オーティス・クーガー)

 テイカーとケインの物真似も入れた兄弟対決。竹串攻撃は、ケインらしく今回は赤色。スネークアイズ、チョークスラム、ラストライドにツームストーンとオマージュムーブを入れながら、最後は高所足場からの蛍光灯櫓葬でド派手にフィニッシュ。後は、ミニストリー期のテイカーのテーマを選んだチョイスはプリティグッドでした。

平均より上。
評価:***

 

JJエスコバー対エマノン(ジミー・ロイド)
 最初と最後の花火と火炎股間電動芝刈り機攻撃のみ。どちらも生贄要素の強い選手なので、やはりギッタギタに出来る圧倒的な攻の選手がいないとダメですね。というかちょっと花火を打たせて、実況席に座らせるなら、何故使わなかったのか。多少怪我していても、JJを爆破する事は出来る!正直期待外れでした。
評価:**1/4