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GCW Fight Club: Mox Vs. Gage Review モクスリー対ゲイジ/ロサ、リオ、ブリスコ兄弟登場! ~The Multiverse of Madness~

GCW Fight Club: Mox Vs. Gage 10/9/2021

 

www.fite.tv

 

トリプル・スレットマッチ
ニンジャ・マック対アレックス・ゼイン対リオ・ラッシュ


 当初はマック対ゼインの一戦だったが、元々来場がアナウンスされていたリオが登場し3ウェイに。ハイフライヤー揃いの3ウェイとなったが、この中では試合構築能力に長けているリオが、上手く曲芸と繋ぎ技のバランスを取り、場外戦の攻防も活用しながら疾走感と立体感たっぷりに展開していく。

 ムーブの難易度は他を寄せ付けない飛び道具マックの能力が如何なく発揮される中、元WWEリオとゼインが試合の緩急を付ける動きをしていて、単なるスポットフェストを超えたレベルの高い軽量級3ウェイとなっていた。3ウェイらしい攻防も沢山あり、このカードの可能性をかなり感じる事が出来る内容でした。フィニッシュが上手くいかなかったのは、勿体なかったが、期待以上の一戦でした。中々良い試合。
評価:***1/2

 

インターネット王座 vs GCWキャリア
EFFY(c)対マット・カルドナ

 RSPから引き継いだトップヒールの座。アティカスが支持を受けたヒールである分、とことんヘイトが集まる嫌われ者となっている。更にカルドナがとことん煽るものだから、観客も嬉々としてブーイングを飛ばす。その一方で徹底にハードコアファイトに身を投じており、今回も椅子を見事に使いこなすハードコア・ブロウルを遂行。

 対戦相手のエフィーも絶対的に人気があり、更にハードコアやデスマッチとなると魅力が倍増する選手。徹底したハードコアファイトは見応え十分。レフェリー失神から謎のマスクマンの介入と不穏なダーティー・フィニッシュもしてやったり。結局マスクマンは、カルドナのフィアンセ、チェルシー・グリーン。豪華なサプライズで綺麗な中締めとなりました。中々良い試合。
評価:***1/2

 

スクランブル戦には、サプライズでサンダー・ロサが登場!
男子にも全く見劣りしない活躍を見せました。

 

セカンド・ギア・クルー(マシュー・ジャスティス、マンス・ワーナー&AJグレイ)対アレックス・コロン、G-レイヴァー&AKIRA

 

 デス・サムライAKIRAがGCWデビューしたことが1番の目玉。だが全体的に軽めのハードコアに終始。通常の試合も出来る面子なので、通常技でも成立出来るけども、このメンバーで大きなスポットがほぼないのは拍子抜け。SGCのダブルインパクト式椅子攻撃が1番の目玉となりましたが、このメンバーからすれば正直期待外れでした。

 平均より上。
評価:***

試合後挑戦者を募るSGCに登場したのは何とROHの象徴ブリスコ・ブラザーズ!10/23大会での一騎打ちが急遽決定。業界屈指のタフマッチマスター対決は、期待したい。

 

 

 

 

シェイン・マーサー対Yoya

 

 かつてはマルコ・スタントの弟ローガン相手に行っていたマーサーの怪力披露スポットフェスト。今回も軽量級から更に小さいヨーヤを相手に、観客ポイ捨てに留まらず、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、ムーンサルト式ツームストーン等凄技連発。ヨーヤもスパイクダッドリーより格段技術があるので、この役目に据えておくのは微妙だが、ファンマッチとしては満点のコンセプトマッチ。SNS受けする内容。平均的良試合。
評価:***1/4

 

GCW世界王座戦-デスマッチ
ジョン・モクスリー(c)対ニック・ゲイジ

 2010年 10月16日、CZW「Deja Vu 5」でのノーロープ・バーブドワイヤー・デスマッチ以来丸11年ぶりの激闘となった両雄が、今年4月のGCW 「rSpring Break Presented By 44OH!」での遭遇から更に半年熟成させて激突。そしてモクスリーは、CZW時代のL7の『Shitlist』で入場という気合の入り方。


 対するゲイジもモクスリーの紹介の際に、蛍光灯束攻撃で奇襲!一気に蛍光灯束とガラスボード葬を畳み掛ける入りで、違いを生み出す。そして中盤は、Darkside of the ringのニック・ゲイジ回で丁寧にネタ振りまでした、ピザカッター攻撃でモクスリーは大流血。

 

 

 その後は蛍光灯攻撃、ガラスボードをそれぞれ叩き込み、モクスリーが王座防衛という意外な展開で幕。期待通りの大流血デスマッチ。蛍光灯がフィラデルフィアの条例で使えなかったCZW時代よりも蛍光灯を使っていたのがある意味新鮮。血だるまになりながらも、至福の表情で試合を行っていたモクスリーが印象的。これもWWEをやめてまで、やりたかったこと。スター同士となり、試合構築の安定感が格段に上がった事で、刺々しさも完全にコントロールされたものとなる。まとまり感が強かったが、裏を返せば安心して見ていられるデスマッチ。ここまで待たせた甲斐がある見事な内容でした。好勝負。
評価:****

全体評価:9