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Bloodsport Bushido/ブラッドスポーツ 武士道 レビュー ジョシュ・バーネット対ジョン・モクスリー2 他

Bloodsport Bushido/ブラッドスポーツ 武士道 6/22/2024

youtu.be

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桜庭和志対サンティーノ・マレラ

 


 Bloodsport 2回目に出場したマレラがレジェンド桜庭相手にシリアスモード全開で秘めたテクニックを披露。体格差を活かしながら徹底的に桜庭を追い詰めることで、試合の面白さを格段に引き上げた試合。

 元WWEでコミカルのイメージが強いマレラが象徴桜庭を苦戦させただけでもこの試合を組んだ意味があり、間違いなく今大会を軌道に乗せた活躍でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

鈴木みのる対ティモシー・サッチャー
 業界を代表するレスラー、グラップラーの再戦は、Bloodsportらしい堅く技巧に優れたレスリングの攻防から、激しい打撃とアクセントとして交えたラフと完成され尽くした期待通りの内容を残しました。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

ジョシュ・バーネット対ジョン・モクスリー

 


 この試合もUS大会の再戦。強くて大きくて巧いけれど、プロレスの面白さは余りないジョシュの存在を最大限引き立てながら、能動的に動き続け、攻守に渡り試合をリードしたモクスリーの腕が光る一戦。

 Bloodsportを誰よりも理解し、誰よりもその魅力を伝えることが出来るのがモクスリー。膠着したグラウンドの攻防の配分を多くすると痺れを切らしてしまうアメリカの会場と異なり、日本はグラウンドの攻防も待ってくれる利点があるので、じっくりとグラウンドの攻防でボリュームを生み出すことが出来たのも好材料。

 日に日にグラウンドの腕が上がるモクスリーと、その道のプロジョシュの間違いのない激突から、場外戦や鉄柱使用に、モクスリーの大流血と全編通して見逃せないスリリングな攻防が繰り広げられていく。

 着実に積み上げた攻防を経て、モクスリーの大流血で一気にブーストがかかりラストスパート。ジョシュの活躍もかなりのものではあるが、全てにおいてモクスリーが支配し切った形となり、モクスリーのキャリアの集大成の一つに挙げられる逸品を生み出しました。

 文句無しに好勝負。
評価:****1/4

全体評価:8