AEW Dynamite #291 4/30/2025
オーエン・ハート・ファウンデーション メンズ・トーナメント 2025 準決勝
“ハングマン”アダム・ペイジ対カイル・フレッチャー(w/ドン・キャリス)
一進一退の攻防。場外戦を上手く駆使しながら、スピーディーかつハードに攻防を紡いでいく。プッシュが続くフレッチャーは、団体の象徴の1人であるハングマンを喰える程の位置に就いていることを実力で示す。
ハングマンは、自信満々のフレッチャーの猛攻を受け止めながら、ヒールターン後の獰猛さは維持しつつ、元来持っている観る者を惹きつけるトップベビーフェイスの魅力を復活させる。過去積み上げたものを壊さずに、マイナーチェンジとアップデートさせながら、時々に合った姿で最高の仕事を見せ続けるハングマンの魅力を再認識出来る試合。
攻防面の完成度という点においても、非常に高い優秀なプロレスリングでもあるため、トーナメントで求められる内容にも合致している。近い将来世界王座戦でPPVのメインを張っていてもおかしくない魅力を放っていた好勝負でした。
評価:****
全体評価:7
AEW Dynamite #293 - Beach Break 2025 5/14/2025
ウィル・オスプレイ&”ハングマン”アダム・ペイジ対ドン・キャリス・ファミリー(KONOSUKE TAKESHITA&ジョシュ・アレキサンダー)(w/ドン・キャリス)
豪華メンバーによるタッグマッチ。
DoNで激突するオスプレイとハングマンのストーリーを作るための試合ではあるものの、その相手が竹下とジョシュという超一流のため、オーソドックスな前哨戦要素の強いTVプロレスのタッグマッチであっても、上級に仕上がる。
竹下&ジョシュのソリッドかつストロングな試合運びに、キレキレの動きとスターパワーを撒き散らしながら華麗に応戦するオスプレイ&ハングマン。あわや誤爆か?というシーンを作りながら、最後はこの日限りのヒドゥンブレイド+バックショット・ラリアットの合体技を完璧に決めるフィニッシュ。こういうところで外さないところのは、スターたる所以。
そして極上のストーリーテラーでありながら、オスプレイの様な名勝負製造機にスキルでも存在感でも押されないのがハングマンの凄い所です。
中々良い試合。
評価:***1/2
AEW世界王座戦-スティール・ケージマッチ
ジョン・モクスリー(c)対サモア・ジョー
DoNの煽り的試合だが、コンバットスポーツ的な展開やラフファイトも完璧に対応出来るジョー相手に、この所ビッグマッチを外しに外しまくっているモクスリーだが、本来やりたかったであろう狂犬ヒール+ストレートな打撃戦などハードヒッティング+陰鬱なキャラクターのミックスが少し出来ていたことで試合は良化。
コープ戦は無理でも、スワーブ戦でこれが出来て欲しかったものの、ジョーという大ベテランに胸を借りて、理想に近づくことは出来た。金網使用や大流血も良い方向に作用していた。乱闘からのチープフィニッシュで、WCWやTNAの彷彿とさせるものが続くが、本当のワーストのものよりは、狙ってやっている分遥かに良いため、そこまで問題にする必要はないでしょう。
出来ればこのモクスリー×ジョーは腰を据えて長期で続けて欲しいところではあるが、見たいものは断片的であるが見せてくれている。
平均的良試合。
評価:***1/4