Deathmatch Downunder(DMDU)
D.R.E.A.M. (Death Rules Everything Around Me)
11/20/2021
準々決勝-ライトチューブ・ルナシー・デスマッチ
ジョエル・ベイトマン対ヨーク
Joel Bateman usando una de mis armas favoritas: el Light Tubes Fan!
— Fede Fromhell (@FFromhell) 2021年12月2日
Muy buen opener en #DMDUDream, Bateman genial como siempre y York en el mejor combate que le vi este año. pic.twitter.com/j8QSWXbI0y
オーストラリア初のデスマッチトーナメント開幕。その開幕戦は、ベテラン同士の蛍光灯をふんだんに使用した一戦。DMDUのオーナーでもあるベイトマンのデスマッチ愛が伝わる内容。物量も多く、蛍光灯を使っている為、雑味も少なく、過激度もスムーズに高められる。狙い以上に華々しい開幕となりました。中々良い試合。
評価:***1/2
準々決勝-ホーム・グロウン・デスマッチ
マッド・ドッグ対ヴィクシン
オーストラリア版ミッキー・ナックルズといえば、余りにも聞こえが良すぎるけれども、巨体のヴィクシンを上手くキャリーしながら、自らにも印象に残るダメージを課していくオーストラリア版ネクロ・ブッチャーことマッド・ドッグ。
狂犬ギミックにしてはタスクが多すぎてしまうので、本当にやりたい様には出来ていないものの、実力的には抜けているので、彼がいると安定感が違う。今回も画鋲やサボテンボード、ガセットプレートボードを使い、堅実な仕事を見せてくれました。
平均レベル。
評価:***
準決勝-ラダー&ライトチューブス・デスマッチ
コーレン・ブッチャー対マッド・ドッグ
団体が推している若手のブッチャーを押し上げる役目を担うマッド・ドッグ。ネクロ世代のデスマッチをするマッド・ドッグと今のハイペース信条の様な日本やアレックス・コロン的デスマッチをするブッチャーで、余り相容れない部分はあったとはいえ、巨大ラダーも飛び出し、準決勝でも巻きに入らず、しっかりとしたデスマッチを作り上げたのは大したもの。
後は、ブッチャーが早く一人前になり、マッド・ドッグが全開で戦えるシチュエーションを作って欲しい。平均的良試合。
評価:***1/4
決勝&初代DMDUオーストラリアン・デスマッチ王者決定戦-ライトチューブス、ペインズ・オブ・グラス&シャーク・ケージ・デスマッチ
コーレン・ブッチャー対ジョエル・ベイトマン
Fucking hell!! @CallenButcherPW @TheSmash_Hit #DMDUDream @DMDownunder pic.twitter.com/ip328i7Xjc
— Jae (@jaejae316) 2021年11月20日
大日本的蛍光灯付き鉄檻、大量の蛍光灯とガラスボードを使用し、消耗した身体に鞭を打ち続ける両者。早速確信犯的にアレックス・コロンムーブを使うベイトマン、必殺技がヒドゥン・ブレードで得意技がアナコンダバイスというブッチャー、まだインスパイアが強すぎる面が隠しきれてないけれども、身体の張り具合は本物。
試合構築も丁寧かつ真摯に取り組んでいるので、一切崩れていないのが見事。クライマックスは、鉄檻からの高所攻撃に留まらず、ウィードワッカー攻撃からガラスボードへのアサルト・ドライバーというCZW TODオマージュも飛び出し、デスマッチファンは、認めざるを得ないスポットの連発で怒涛の畳み掛け。
決勝戦でここまでの内容が出来るのは、USでも中々ないので、天晴れといいたくなる激戦でした。最高の締めくくり。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:8+