GCW In Liverpool 2023 9/16/2023
ジョーイ・ジャネラ対ブルー・ケイン
青い処刑マシーンブルー・ケインが参戦。本家WWEでも起用された大人気DJデヴィッド・ゲッタと大人気シンガー、ビービー・レクサの昨年の大ヒット曲『'm Good (Blue)』のリミックス版に乗った入場から試合まで一通りケインオマージュを行う。
ケインのレパートリー自体多くはないので、比較的簡単な方ではあるが、正直現ルーク・ギャローズ演じるインポスター・ケインの方が完成度は高かった。出落ちにはならないレベルで粘っていたが、期待していたジョーイ対サンタナ・ジャクソンの様なエピックバトルにはならず。ただ一見の価値はある。一見だけ。
平均レベル。
評価:***
BLUE KANE IS HERE!! pic.twitter.com/7B7smuGqx1
— Wrestling Jebus (@WrestlingJebus) 2023年9月16日
トリプル・スレットマッチ
グリンゴ・ロコ対アーレス対ラティゴ
@GringoLocoOG is the coolest MF’r In Liverpool 😎@GCWrestling_ @TNTExtremeWres #GCWUK pic.twitter.com/dk2rePermC
— Tom E Wrestling (@TheTomSnook) 2023年9月16日
グリンゴにアーレスがいれば、余程のことがない限りは良試合は確定。試合の疾走感は飛び抜けたものではなかったが、彼らのルチャらしい楽しくもテクニカルな攻防が連発。独創的な3ウェイや客席に突っ込む様なスーサイドダイブまで披露。
ラティゴも負けず劣らず存在感を示す。何のテーマもない試合を宝石に変える腕前は流石の一言。難なくMOTNを獲得。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
GCWウルトラヴァイオレント王座戦-デスマッチ
山下りな(c)対”セッション・モス”マルティナ
夏すみれの同期と盟友の対決。マルティナのキャラクターを活かしたファンデスマッチ。ICWを観ている側としては、ダニー・デマントやケイシー・カークとバチバチのデスマッチを戦っているのを見ているので、ヘタレキャラクターを押し過ぎているなと食傷気味。
スリムになり、ルックスがかなり洗練されてきているので、セッション・モスのキャラクターをマイナーチェンジしても良いのではとも感じる。試合は、王者山下がヘタレるマルティナを制裁するかの様なファンデスマッチ。マルティナが出来る事をもう知っているだけに肩透かし感は否めない。
平均より上。
評価:***
デスマッチ
ロス・マジソス(ミエド・エクストレモ&シクロペ)対ビッグ・ファッキン・ジョー&クリント・マルジェラ
メキシコとUKのトップデスマッチレスラーの対抗戦は、無秩序な乱戦。アメリカや日本での試合よりもレモン汁や塩などバラエティに富んだデスマッチアイテムが登場する往年のICWスタイルで楽しめる。
1人XPWとGCWを行き来出来る稀有な存在ジョーが、負傷したマルジェラの分までマジソスの猛攻を耐える展開は見応えがありました。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7.5