HOG(House of Glory) Believe In The Glory 9/29/2024
HOGクルーザー級王座戦
グリンゴ・ロコ(c)対フエゴ・デル・ソル
AEWから退団後も精力的にインディで活躍を続けるフエゴ。AEWの時の様な脇役ではなく、優秀な軽量級戦士としての才能を発揮。華麗で力強い動きの数々は、歴戦の猛者であるグリンゴに対しても十分ひけをとらないほど。典型的ベビーフェイスのフエゴに対し、グリンゴはヒール調で試合構築。
安定感溢れる見事なコントロールで掌握し、その後のフエゴの爆発にも繋がっていく。AEWの頃にフエゴを見ていた人には、是非今の勇姿を見て欲しい。日本マットに呼んでもかなり活躍出来ると思える働きでした。
中々良い試合。
評価:***1/2
ジョー・ヘンドリー対ジョーイ・ジャネラ
WWEとTNAを股にかけて活躍している今のヘンドリーのスターパワーは、インディレベルでは圧倒的。ジョーイが相手でもヘンドリーの輝きが凌駕している。試合は、そのスターであるヘンドリーに配慮したゲストマッチ。
ジョーイの下支えもあり、ヘンドリーが輝ける土壌を作り上げることに成功。インディであればスターパワーと優れた体躯で成立してしまう、今のヘンドリーの勢いを実感する一戦でした。
平均的良試合。
評価:***1/4
HOG女子王座戦
メーガン・ベーン(c)対レナ・クロス
非メジャー団体で活躍する選手の中でも上位のトッププロスペクト同士の対決。確実に獲得リストには載っているであろう長身を誇る両者による激突だけあり、体格の迫力で勝負出来るのが強い。
スケール感の凄さは、インディでは破格。一挙手一投足が画になる。豪快な攻防の数々が魅力的だが、単発単発で粗さがある訳でもなく、一定レベルでまとまりもあるのがレベルの高さを頷ける点。
オーソドックスこそ最大の武器になる、類稀なる才能を持つ両者の可能性を堪能出来る良試合です。今大会のMOTN。
中々良い試合。
評価:***1/2
HOGヘビー級王座戦
マイク・サンタナ(c)対ジェイ・リーサル
元AEW現TNA対元TNA現AEW対決。メイン戦線に絡まなくなったリーサル。体の緩さは出ており、リラックスしながらのらりくらりと試合を進める形とはいえ、要所での動きはレベルが高い。
そんなリーサルを立てながら対応するサンタナ。脚の負傷という試合を進めやすくする要素も取り入れ、ロングマッチを形にしたが、待っていたのはタッグ王者CBKの介入。更にはタッグ王座戦として試合は開始されたものの、リーサルがサンタナを裏切りヒールターンと、JAPWの流れを汲むHOGの本領発揮というべきバッドエンドでした。
平均より上。
評価:***
全体評価:7.5+