世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

新日本プロレス G1 Climax 34 レビュー ゲイブ・キッド対鷹木信悟/KONOSUKE TAKESHITA対ボルチン・オレッグ他

新日本プロレス(NJPW) G1 Climax 34 4日目

サンメッセ香川大会 7/25/2024

 

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Bブロック公式戦

KONOSUKE TAKESHITA対上村優也

 共に身体能力とレスラースキルの高さを持つ期待の若きトップ選手だが、上村は、フィニッシュに繋がる腕攻めでねちっこく攻めつつ、ポイントで身体能力の高さを活かした華やかな攻撃を放つ。

 対する竹下は、身体能力の高さを活かす攻撃を軸に据え、要所では危険技も厭わないスタイル。今回は場外でのブレーンバスターという危険な攻撃でリードする竹下と、粘りながら序盤から腕攻めを続け、じわじわと腕を使えなくする上村の、互いの方法論の違いが堪能出来る試合。どちらもハイレベルな上に、しっかり調和が出来ているので、邪魔せずに相乗効果を生み出している。
 そして序盤から積み上げてきた攻防やダメージを試合最後まで反映させ切ったのもこの試合の肝。豪快な攻撃を見舞い続ける竹下の腕を破壊し、フィニッシュのかんぬきスープレックスホールドに繋げる試合構築を崩さなかったのが、この試合のハイライト。

 竹下のダメージ表現の的確さ、上村の拘りを通し切れる技量、かんぬきスープレックスに行くまでに頭突きの応酬を加えてスープレックスに向かう細かさも説得力を上げる細かなテクニック。細部まで拘り抜いたからこそ、結果的に大きなリターンを得ることが出来た一戦でした。
 文句無しに好勝負。
評価:****1/4

 

新日本プロレス(NJPW) G1 Climax 34 7日目

福岡国際センター大会 7/29/2024

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Aブロック公式戦
ザック・セイバーJr.対海野翔太
 腰の負傷を抱える海野に対するザックだが、腰攻めを得意としている訳ではない、あえてやらない選択肢を取る形。

 海野の多彩な得意技を受け止め、ハードな打撃合戦に挑む形。潰しに行く形というよりは、海野の激しさや気迫をザックが引き出していた試合。効果はあり、海野が必死に無敗のザックを止めるために奮闘する内容。

 単なるトップスターとしてだけではなく、次世代を引っ張ることも出来るザックの懐の広さを堪能出来る試合です。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

Aブロック公式戦
ゲイブ・キッド対鷹木信悟

 


 ブレーキを取っ払ったスピーディーなハードヒッティングマッチ。鷹木の得意のセリフを巡る攻防をアクセントにしながら、その他は激しい打撃、鋭角な投げの応酬。激しさは今回のG1随一。その上で魅せ方や攻防の数も多彩で飽きさせない。

 磨きがかかっているゲイブの狂乱っぷりと日本が誇るヴェルセルク=狂戦士鷹木の親和性も見事。前戦も凄まじかったが、この試合も他との違いを明確に示すかの様な特別度満点の肉弾戦。すっかり今の新日本の看板カードに昇華しました。

 好勝負。
評価:****

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全体評価:7.5+

 

新日本プロレス(NJPW) G1 Climax 34 14日目

ゼビオアリーナ仙台大会 8/10/2024

 

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Bブロック公式戦
KONOSUKE TAKESHITA対ボルチン・オレッグ

 

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 チート対これからチートになり得る存在の激突。
 2024年のオスプレイ枠、新生ベストバウトマシーンとして大会をドミネイトし続ける竹下を、アマレステクニックに脅威の怪力で凌駕するボルチンの姿は、まさに和製ブロック・レスナー。ノアに来ているタビオン・ハイツがシェルトン・ベンジャミンなら、ボルチンはレスナーといっても良い。

 切れ味鋭いスープレックスにフィニッシュ前のF5は、竹下を沈めるに相応しい説得力を持っていた。試合構築としては竹下の巧さありき。ハードな打撃に身体能力の高さを発揮した攻撃で試合をコントロールしており、竹下の凄さが光っていた。

 しかし、細かいことをひっくり返せる破壊力を持っているのがボルチン。業界を制圧出来る素材であることを改めて示した試合でした。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

Bブロック公式戦
辻陽太対上村優也
 同期対決は、リーグ戦最終盤の大事な局面で実現。上村が得意の腕攻めを軸に試合を構築すると、いつもなら多彩な攻撃で対応する辻が、動きを抑えて、上村の実力を図るかの様な戦術を取る。

 上村は、辻の反撃の芽を摘み、フィニッシュまでの布石を打ち、一方で辻は上村の攻撃を受け止めた後に倍返しで厳しさを与える形。実際に反撃に転ずると厳しい攻めに、ボストンクラブという新人、若手時代を象徴する技で絞り上げる。
 しかし、スプラッシュを放った時の着地ミスで上村が腕を負傷。実際にこの試合の後、欠場に入ってしまう程の負傷だが、レフェリーストップにはせず、気合で最後まで試合を戦い抜いたことには、敬意を表したい。負傷までの内容は非常に良く、将来のメインイベントの可能性が宿っていた。

 中々良い試合。
評価:***1/2