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TNA Final Resolution 2024 Review テッサ・ブランチャード電撃復帰!/"テーブル戦" ハーディーズ対システム他

TNA Final Resolution 2024 12/13/2024

 

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youtu.be

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TNA Xディビジョン王座戦
ムース(c)対KUSHIDA
 この試合もこれまでのムースの防衛ロード同様、体格差を表現しつつ、挑戦者側の奮闘を煽る形。KUSHIDAも得意の腕攻めを軸に、裏必殺BTTFを放つなど一発逆転があり得る展開を作り出している。ベテランらしく短時間に魅力を注ぎ込んだ内容。ムースの対応力の高さは、今回も健在。見応えのある一戦でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

フェイタル・4ウェイマッチ(#1コンテンダー/TNA世界王座)
ジョー・ヘンドリー対ジョシュ・アレキサンダー対スティーヴ・マクリン対マイク・サンタナ
 シンプルな撃ち合いがメインの4ウェイ。これだけのトップコンテンダーを集めたので、シンプルでも迫力十分。ジョシュ以外フェイスで、ジョシュもヘタれるタイプでもないため、次々と技を決めてスポットを回していく形に。スターが集まって得意技を打ち合い、それなりにしっかりと時間も割り当てられており、ボリュームもありとこの4人の結集に見合った内容でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

TNA世界タッグ王座戦-テーブルズ・マッチ
ハーディーズ(c)(マット&ジェフ・ハーディ)対ザ・システム(エディ・エドワーズ&ブライアン・マイヤース)

 

 


 エディ・エドワーズに張り手を喰らわす不届き者の客が現れ、そのイメージが残ってしまった試合だが、テーブル破壊1発で試合決着ではなく、3本勝負にしたことにより、単純にボリュームを稼ぐことに成功。

 序盤を得意技必殺技乱舞で乗り切り、その後は豪快なテーブル破壊に場外戦を織り交ぜていく形で進行。テーブル破壊3発がどれも記憶に残る派手な形だったので、それだけでインパクト十分。フィニッシュもRoyal Rumble 2000のハーディーズ×ダッドリーズを彷彿とさせる一発も見事。

 システムの安定感とコンスタントに試合が出来て、尚且つメインイベンターの役割を与えられていることで、ハーディーズのコンディションが上がっているのも見て取れる。特にジェフの動きが戻ってきているのが嬉しい限り。まだまだやれるでしょう。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

TNA世界王座戦
ニック・ネメス(c)対AJフランシス(w/KCナバーロ)
 ナバーロの介入とフランシスの巨体に苦戦するも、地力の強さを示していくニックという構図。

 Genesisに向けたわかりやすい繋ぎの対戦ではあるが、フランシスもメイン抜擢に応える奮闘で、ミッドカードのヒールとして適切な活躍を残し、最後はニックの横綱相撲。繋ぎとしては及第点をあげられる内容でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7.5