世界のプロレス探検隊

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WWE SuperShow Summer Tour 両国国技館大会2日目レビュー スティーネリコ対G.o.D/ベイリー対里村明衣子他

WWE SuperShow Summer Tour 東京・両国国技館大会 7/27/2024

 

WWE世界タッグ王座戦
ジャッジメント・デイ(c)(フィン・ベイラー&JDマクドナ)(w/”ダーティ”ドミニク・ミステリオ)対ニュー・デイ(コフィ・キングストン&エグゼイヴィアー・ウッズ)
→ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー、JDマクドナ&”ダーティ”ドミニク・ミステリオ)対ニュー・デイ(コフィ・キングストン&エグゼイヴィアー・ウッズ)&レイ・ミステリオ

 

 この日はオープニングがタッグ王座戦。大阪の一戦をコンパクトにした形。
 ベイラーにも声援は飛ぶ。基本の腕の取り合いからニュー・デイは連携を使い、JDはマクドナを中心にヒールワークからの孤立。声援を煽りつつ、マクドナをボコボコにしながら会場を確実に温める。と思いきやドミニク介入でDQ、ここにレイ登場!

 ここからは場外戦と孤立を挟み、待ってましたのレイレイ対ドムドムを軽く見せて、トリプル619から盛大にフィニッシュ。軽めの試合内容でも工夫をすれば倍盛り上がる。堅実なオープニングでした。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

WWE女子世界王座戦
リヴ・モーガン(c)対カイリ・セイン



 今日はカイリが王座に挑戦。カイリも今日はベビーフェイスとなり、躍動感溢れる攻撃でリヴを攻め立てるが、リヴもフィニッシュへの伏線となる腕攻めとヒールワークを駆使しながら応戦。カイリが活躍するシーンの多い試合だが、リヴも大技を続々と繰り出し引き立てる。日本対応型の堅実な良試合でした。
評価:***1/4

 

ジェイド・カーギル&ビアンカ・ブレアー対DAMAGE CTRL(イヨ・スカイ&ダコタ・カイ)

 


 ジェイド&ビアンカが身体能力の高さを示す展開から、DCがインサイドワークで支配する。
 イヨ対ビアンカというPLE級のマッチアップ含め、個々はハイレベルが高いが、中盤での客煽りを挟むのはハウスショー仕様。そしてイヨがビアンカをクリーンピンしたのも日本特別仕様。その中でも印象的だったのは、ジェイド。

 スーパー・キックや投げ技も技数を増やす。受け手としても孤立する役割を与えて、ダメージ表現を学ばせる。AEWでは全くなかったレスラースキルを向上させるプロセスがあるのが好感。

 他を寄せ付けない素材の凄さに、確かな技術が合わさることで、怪物性を帯びた実力者が完成するか、逆に怪物性を失うこととなるか、非常に今後が興味深い。様々な下準備が行われているのを見る事が出来るのもライブイベントの面白さである。
 平均より上。
評価:***

 

WWE世界ヘビー級王座戦

ダミアン・プリースト(c)対ジェイ・ウーソ


 大阪と同じパッケージ。
 Yeet!があれば何でもよし!ダミアンも格好良い!ハウスショーはこれで満足!ダミアンが、オールドスクールとツームストーン(風スラム)というテイカームーブ、ジェイがピープルズ・エルボーを見せていたのが追加点のファンマッチ。ダミアンは今回のツアーずっとベビーフェイスでした。

 平均レベル。
評価:***

 

ケビン・オーウェンス&サミ・ゼイン対ザ・ブラッドライン(タマ・トンガ&トンガ・ロア)(w/ソロ・シコア)

 


 KOのマイクで呼び込まれたのは、唯一無二の親友、サミ・ゼイン。
 スティーネリコを生で見られる日が来るとは、それだけで感涙。
 そしてこの試合は、スティーネリコ対GoD、元ROH世界タッグ王者同士であり、ブリスコ・ブラザーズとROH世界タッグ王座を賭けて、ストリート・ファイトとラダー・ウォーを戦った唯一の2組である。まさにドリームマッチ。

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 ソロの煽りと介入を効果的に活用しながら、タマを中心にGoDが優位に進める。サミの絶品の受けとダメージ表現により、タマ&ロアが輝いて見える。KOの控え時のリアクションの巧さもそこに加わり、普通のタッグマッチを意味のあるものに変えていく。

 やはりサミとKOは、替えの効かない絶対的な存在。KO&サミをブラッドラインに当て続けた、絡ませ続けた意味が伝わってくる。
 タマ&ロアもGoD時代の連携を決めるなど存在感を示す。わざわざロー・ブローの練習をさせられるロアは、メインロスターとして活躍するには厳しいが、GoDとしてなら何とか戦える。ソロの退場からサミKOの必殺ラッシュでフィニッシュ。
 スティーネリコを追い続けてきた古くからの米インディファンにとっては、ご褒美という他ない至福の一時でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

WWE女子王座戦
ペイリー(c)対里村明衣子

 

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 里村引退ロード第一弾は、ベイリーとの王座戦。普段行っていないジャパニーズスタイルにも難なく対応出来る腕を持つのがベイリー。圧倒的な攻、強さの象徴である里村のパワフルな攻撃にも耐え得る力と引き出す上手さを兼ね揃える。

 衰えて引退する訳ではない里村は、キレ味変わらず。デスバレーボムにスコーピオライジングまで必殺フルコースでベイリーをギリギリまで追い詰めるも、途中のティファニーのキャッシュイン未遂を乗り切った上で、王者の強さを示し幕。

 フォーホースウーメンであり、元SHIMMERのインディ育ちでもあるベイリーの懐の深さを堪能出来る好勝負でした。MOTN。
評価:****

 

アンディスピューティドWWE王座戦-トリプル・スレットマッチ
コーディ・ローズ(c)対AJスタイルズ対中邑真輔

 


 大阪ではフェイスとして戦っていた中邑だが、AJと組もうとしたり、すぐ戦ったりと掻き乱す役割。大阪よりも仕掛けが早い。
 基本は1対1対1。よりそれぞれにスポットを与えられている。大阪と比べ、全体的に試合の強度が増しており、個々の攻防も質、量ともに増え、3ウェイらしい攻防も倍増。あわやというシーンもありと最終日に向けて仕上げてきているのが一目瞭然。

 とすれば自然と試合内容も上がっていく。更に強度を増して、ストーリーを付けるとPLE級になる。元々カード自体は間違いのないものだったので、ギアを入れるとやはり凄い。中邑の活躍もありながら、最高はPLEでしか出ないクロスローズ3連発でフィニッシュ。

 試合後のノーサイドから中邑の締めまで、特別感を与えて幕引きしていくWWEらしい安定感溢れるメインでした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

全体評価:8+