世界のプロレス探検隊

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ROH Final Battle 2024 Review リー・モリアーティ対ナイジェル・マッギネス/柴田勝頼対"ダイナマイト・キッド"トミー・ビリントン他

ROH Final Battle 2024 12/20/2024

www.watchroh.com


柴田勝頼対”ダイナマイト・キッド”トミー・ビリントン

 


 久しぶりに登場のビリントンに柴田が胸を貸すチャレンジマッチ。テクニック、肉弾戦共にビリントンの素養の高さが表れた試合となっている。柴田もしごき上げる形ではなく、丁寧に対応。アンダーカードサイズとはいえ、ジェリコの試合よりもよっぽどROH世界王座戦に相応しい内容でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

ROHピュア王座戦
リー・モリアーティ(c)(w/シェイン・テイラー)対ナイジェル・マッギネス

youtu.be


 モリアーティのオープン・チャレンジに応えたのは元王者であり、最長在位記録を持つレジェンド・ナイジェル。試合の軸としては、ナイジェルがモリアーティを翻弄しつつ、ピュアルールを巡る攻防で試合を象っていき、最後は得意技必殺技の応酬で仕上げていく。

 3回のロープブレイクを巡る攻防の豊富さは、さすが元王者というべきでしょう。その後も柔術技を見せた一方、得意技を連発し、モリアーティを追い詰める。タワー・オブ・ロンドンは良いとして、ジョーブリーカー・ラリアットを普通にキックアウトしたのは、安売りし過ぎと感じてしまう。その割に、ロンドン・ダンジョンを巡る攻防が思いの外多くはない、むしろモリアーティのボーダー・シティ・ストレッチを巡る攻防の方が多く、細部で改善点はあるものの、13年ぶりに復帰してから3戦目である事を考慮すると、これ程戦えて、今回はモリアーティの様な新進気鋭の若手を相手に熱戦を演じているだけでも十分凄いことである。

 ナイジェルに配慮してはいるものの、モリアーティがピュアルールに高い対応力を持つ選手だからこそナイジェルが思う存分力を発揮出来る。フィニッシュもロープブレイクを使い切った状況で、ピュアルールだからこその決まり手で見事。想像だにしなかった対戦だが、モリアーティ、ナイジェル共に持ち味を発揮出来た一戦。ピュアルールだからこその魅力が詰まった内容です。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

ROH世界TV王座戦-Survival of the Fittestマッチ
ブライアン・ケイジ(c)対コマンデル(w/アレックス・アブラハンテス)対マーク・デイヴィス対ブレイク・クリスチャン対ARフォックス対ウィリー・マック

 


 髭を生やすとジョーイ・ライ〇ン味が出てしまうブライアン・ケイジの防衛戦。試合の構成としては6ウェイの技の応酬が2/3、最後2人による決戦シングルが1/3。ストーリーはないものの、実力者揃いなので形にはなる。ハイフライヤーとヘビー級をバランス良く配置しており、ロングマッチになっても停滞しないのも強み。

 正直戴冠シーンは、レギュラーの選手ではないクリスチャンを倒してではなく、AEW本体でも活躍するケイジを倒しての方がドラマチックになったとは思うが、攻防自体は、GCW戦士対元々はGCWで見出された選手とあり、ハイフライング満載で楽しめる。ただ、6ウェイの完成度としては余り高くなく、選手の能力と物量に頼った内容でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ROH女子世界王座戦
アティーナ(c)対ビリー・スタークス

 

 


 アティーナはバットマンのトゥーフェイスのメイク、ビリーは引退を間近に控える坂井澄江オマージュのコスチュームで登場。
 アティーナの脚攻め、場外床へのパワーボムや鉄階段を使った攻撃といったラフ要素、ビリーの奥の手場外に寝たアティーナへのスワントーンと、ビッグマッチに相応しいスポットを多数配置。

 単発はレベルが高く良いものの、試合トータルで見るとまとまりがなく、散らかっている印象を受けるので、まさに紙一重。永久王者は素晴らしいことだが、そろそろアティーナに新展開を与えたいところ。

 平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7.5+