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東京女子プロレス(TJPW) TJPW New-Year Party 2026 レビュー 次期挑戦者決定サバイバル6WAY/渡辺未詩&J-ROD対愛野ユキ&水波綾

東京女子プロレス(TJPW) TJPW New-Year Party 2026 1/10/2026
渡辺未詩&J-ROD対ユキニキ(愛野ユキ&水波綾)
 全体を通してのクオリティは、小大会らしいまとまった試合ではあるものの、Jロッド対水波のマッチアップで、本当の意味でもぶつかり稽古が出来たり、終始水波ワールドだった中でも、愛野が見劣りせずに活躍し、昨年前半までとは別人の様に進化したことも目を見張る。

 そして15分前後で場外戦を入れ、そこで場外でのスープレックスを決めたシーン。前哨戦レベルでは中々ない攻防を行い、東京女子ではビッグマッチ以外あり得ない様なテイストを入れている。STRONGな面を次々に打ち出しており、来たるタッグリーグやそれ以降もどの様になっていくか注目です。
 平均的良試合。
評価:***1/4

 

プリンセス・オブ・プリンセス王座次期挑戦者決定サバイバル6WAYイリミネーションマッチ
山下実優対中島翔子対瑞希対辰巳リカ対荒井優希対マックス・ジ・インペイラー

youtu.be


 エリミネーションマッチながら序盤6ウェイ1本勝負の様な朗らかな雰囲気を纏って多人数の攻防を行いつつ、冒頭はインペイラーがドミネイト。
 インペイラーが脱落した後は、瑞希、中島、辰巳の機動力が武器のテクニシャン達が目まぐるしい攻防で改めてセットアップ。その間にドミネイターとして君臨する山下。

 同じポジションに荒井はいるものの、女子プロレスの中でも本当にリミッターを外したらSareeeや朱里と同等の最大火力を持つ山下と同ポジションでやるのは苦しい部分はあるものの、体格を活かしたビッグブーツを武器に上手く対応している。辰巳が狂乱という名の熱量を持ち込み、ボルテージを上げる。

 ラストは秒殺劇も記憶に新しい山下対荒井。荒井がトップコンテンダーとしての実力を証明出来た攻防ではあるものの、更にその上でトップとして団体を動かすのはまた別の話。中堅で地道に歩むのもトップとして矢面に立つのもそれぞれで苦しみがある。トップに立つため、物足りなさを埋める旅に出されることとなった荒井。

 プロレス界の最強の武器であるヒールターンが使えない東京女子だからこそ余計に厳しさが増していく。やっていることは間違いなく、宮本もかオマージュの鴻臚館やシャープ・シューターを新兵器に据えるのは実に良い選択。シャープ・シューターはあったが、相手が山下なので、もっと尺を与えて全て使い切って打ち倒す位の演出があっても正直良かった。
 まとまった良い多人数戦だが、渡辺×荒井に期待感を持たせる内容にはならなかったのが正直なところ。それだけ今の渡辺未詩が高い壁である。
 中々良い試合。
評価:***1/2