WWE Survivor Series 2025 – WarGames 11/29/2025
ウィメンズ・ウォー・ゲームスマッチ
チーム・リア(リア・リプリー、イヨ・スカイ、AJ・リー、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス)対チーム・アスカ(アスカ、カイリ・セイン、ベッキー・リンチ、ナイア・ジャックス&ラッシュ・レジェンド)
若手中堅ベテランのバランスが良い人選であり、前の世代のメガスターベッキーとシャーロット、現在進行形の若手メガスターリアを擁して、スターパワーも完備。日本人3人+シャーロット、ベッキーという盤石の面子を揃え、フェイス側が多く出てくる難しい状況でも難なく対応。
トップスターとしては一歩引いていたものの、昨今のアレクサとの人気タッグでの活躍を示したシャーロットに対する配慮も出来ていた。シャーロット&アレクサ、カブキ・ウォリアーズのタッグ要素も良好な試合構築に一役買っていた。
レジェンド枠AJと真打ちリアをナイアとレジェンドのツインタワーズで挟み込むのも正解。受け手としても間違いがないKW&ベッキーが立てながら、スーパーヘビー2人で違和感なく制圧出来るのは強い。
ハイパーアーマーとまでは行かないが、レジェンドにドミネイトシーンを多く与えていたのも良いポイント。いつまでもナイアに頼っていられないので、新世代のドミネイターを作りたい。結果1番そういうのに縁がなさそうなナイアがメンターポジションにいるのも興味深い。
AEW と比べると過激度は天と地の差であり、かつてのWGと比べてもハードコア度はかなり薄いものの、人選登場順のバランスの良さと個々のスキルの反映させ方の妙で、凶器攻撃の少なさは全く気にならない。
因縁があるシャーロットとリアの協力シーンから、大トリとなるイヨの金網天辺からのゴミ缶を被ってのスーパーダイブ。今回はスワントーンで難易度とインパクトを更新するイヨ。期待を超え続けるパウンド・フォー・パウンドたる所以を示した。今や男子部門を凌いで団体を引っ張る原動力となっている女子部門。好調さを物語る素晴らしい試合で容易にMOTNを獲得です。
好勝負。
評価:****
“I stand by this, I believe pound for pound the best wrestler on the planet today.”
— Wrestle Ops (@WrestleOps) 2025年11月30日
— Michael Cole on IYO SKY#SurvivorSeries pic.twitter.com/U4lwb89X37
WWE IC王座戦
ジョン・シナ(c)対ドミニク・ミステリオ(w/ラケル・ロドリゲス&ロクサーン・ペレズ)
ダイレクトリマッチとなった一戦。最後の輝きを終えつつあり、コンディションが今年初めに戻りつつあるシナだが、シンプルなフェイスヒールで試合が作れるドミニクは格好の相手。
得意技以外は殆どパンチと介入と煽りだけだったが、それで成立出来るのがドミニクの強み。別に色々な動きも出来るとは思うが、それを必要としないのが若さを感じさせないドミニクの魅力である。パワーボムでの切り返しミスでかなりヒヤリとしたが、それこそがWWEのトップレスラーの巧妙な「セル」。
JD介入、レフェリー失神そして真打ちのリヴ復帰と3段構成の介入祭りにはさすがに一本取られてしまう。リヴに対する大歓声は、旧世代のトップスターを凌ぐもの。現在のトップであり、WWEのパワーカップルの破壊力を知らしめた。自らの引退ロード佳境でこの結末を飲んだシナは懐が深く、シナを飲み込んだリヴのスター・パワーも流石でした。
平均的良試合。
評価:***1/4
メンズ・ウォー・ゲームスマッチ
CMパンク、ローマン・レインズ、コーディ・ローズ&ウーソズ(ジェイ&ジミー・ウーソ)対The Vision(ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード)、ローガン・ポール、ドリュー・マッキンタイア&ブロック・レスナー(w/ポール・ヘイマン)
セス負傷でプランが狂い、パートタイマーとベテランばかりでエネルギッシュさに欠けるラインナップ。とはいえベテランの安定感を発揮。流血を負ったパンクや試合を軌道に乗せたコーディとトップスターながらも駒の一部としてベストを尽くしていた。
これらのメンバーだと1番若くてホットなドミネイター、ブロンの魅力を引き出せない、ブロンに耐え得るフィジカルを持っていないのは惜しまれるが、ブロンプッシュの一環に寄せたのは正解といえる。
レインズ、レスナーにテーブル破壊やドミネイトなど大きい見せ場を与え、1番美味しいところは将来のトップスターブロンに与えるのは組織として健全。ジェイの試合途中での入場曲をかける演出などとてもウォーゲームスの緊迫感はなかったものの、アトランタの元期待の星の様な謎のフード男の介入を筆頭に、潔く今後の前振りとして使い、
試合単体としても外れなかったのはWWEの地力の強さを発揮していた。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7.5+