AEW Dynamite #256 8/28/2024
“ハングマン”アダム・ペイジ対石井智宏
日本に帰国するカウントダウンが迫る石井とスワーブを追い続ける狂乱のカウボーイハングマンのハードヒッティングコンテスト。ゴツゴツとした打撃とクレイジーバンプの数々。石井相手に弱さを全く見せずに通したハングマンの変貌が印象に残る。石井の持ち味も存分に生かされた内容でもありました。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
リコシェ対カイル・フレッチャー
リコシェがAEWで初めてのシングルマッチに挑む。のし上がっていく立場のフレッチャーと試運転のリコシェのモチベーションの差が出た格好。フレッチャーの気合いがリコシェには余り伝わらず。
WWEを長年経験したスターとなったリコシェにはオスプレイやPACを提供しないと完全にやる気にはなってくれないでしょう。リコシェのリミッターをいかに早く解除することが出来るかが今後の鍵でしょう。ムーブ自体は変わらずキレキレでした。
平均的良試合。
評価:***1/4
AEW Rampage #160 8/30/2024
フェイタル・4ウェイマッチ
KONOSUKE TAKESHITA対リオ・ラッシュ対コマンデル(w/アレックス・アブラハンテス)対ザ・ビースト・モートス
竹下がG1参戦を経て復帰。そのショーケースとなるかと思いきや、スポットライトを奪ったのはモートスとコマンデルのルチャドール達。彼らの凄技の連続がこの試合のハイライト。竹下やリオという実力者がいながらも、1ムーブで度肝を抜けるのは凄まじい。テーマのない試合も金に変えることが出来る。
平均的良試合。
評価:***1/4
AEW Collision #60 8/31/2024
ザ・コングロマリッション(カイル・オライリー&オレンジ・キャシディ)&ホログラム対ザ・ビースト・モートス、ジョニーTV(w/タヤ・ヴァルキリー)&リー・モリアーティ(w/シェイン・テイラー)
試合自体は何の変哲もない6人タッグだが、売り出し中のホログラムとモートスが大活躍。彼らのマッチアップは全て極上、その上他のメンバーと絡んでもレベルを数段上に押し上げていく無双状態。
ポストルチャブロズに向けた動きは進んでいるが、アメリカメキシコのインディシーンやAAAでも活躍した元々の実力を考えても、この2人に任せておけば問題はなし。リコシェ加入で更なるハイフライヤー天国となったAEWでも関係なく風穴を開けてくれるでしょう。
平均的良試合。
評価:***1/4
石井智宏対カイル・フレッチャー(w/ドン・キャリス)
ハードヒット&クレイジーバンプの石井ワールドに真っ向から立ち向かうフレッチャー。気迫を全開にしてゴツゴツとした打撃を放ち、受け続ける熱い展開。エプロンでの投げ、鋭角なスープレックスと徹底した首攻め。期待以上のタフマンコンテスト。万国共通の好勝負です。
好勝負。
評価:****