WWE Friday Night SmackDown #1236 4/28/2023
アンディスピューティドWWEタッグ王座戦
サミ・ゼイン&ケビン・オーウェンス(c)対ジ・ウーソズ(ジェイ&ジミー・ウーソ)
レッスルマニアのリマッチ。レッスルマニアと同じコスチュームで現れたサミKO。そしてレッスルマニアの様なスーパーキックを武器に試合を進めるウーソズとレッスルマニアのリマッチである事を意識した試合内容。
通常放送ということでレッスルマニアのコンパクトサイズではあるものの、ウーソズがサミKOを執拗に追い詰め、要所ではサミ対ジェイの対決を配置し、ソロやリドルを絡めてと盤石の内容。
このカードで出来れば特殊形式の試合を観てみたかったが、ブランド分割で少し難しくなりそうな雰囲気。WWEにおけるタッグの価値を押し上げた意義のある抗争です。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7
WWE Friday Night SmackDown #1235 4/21/2023
ノーDQマッチ
マット・リドル対ソロ・シコア
実際はリドルのウェルネスポリシー違反での長期欠場だが、ストーリー上では、長期欠場のきっかけとなったソロとの遺恨戦。
オーソドックスなハードコアブロウル。ウマガの生まれ変わりを目指すソロの荒々しい攻撃を受け切ったリドルが、UFC仕込みの打撃と凶器攻撃を決めていく展開。リドルにシューター要素がもう少し残っていれば、熱さも増したとは思うが、WWEなので中々難しい話。
ウーソズの介入他楽しめるハードコアでわかりやすくTVマッチのメインを締めていきました。平均的良試合。
評価:***1/4
WWE NXT #678 "NXT Spring Breakin’" 4/25/2023
WWE NXT王座戦
カーメロ・ヘイズ(c)(w/トリック・ウィリアムズ)対グレイソン・ウォラ―
ウォラーのメインロスター昇格前の置き土産は、現王者カーメロに箔を付ける試合をすること。それはウォラーの存在価値を示す事にもなる。
カーメロの最大の武器である浮遊感溢れる攻撃を最大限活かし、スケールアップし続ける。ウォラーも身体能力が高いので、それに振り切った時はカーメロに匹敵するものを見せる事が出来る。
リングをとにかく広く使い、立体的な攻防の極みの様な攻防の連続。それでありながら散らからずにまとまっているのはWWEらしさも備えている。ウォラーが昇格するタイミングだからこそ出来た試合ではあるものの、彼らのポテンシャルを存分に発揮した好勝負でした。
評価:****
WWE NXT #676 4/11/2023
#1コンテンダー(NXT王座)-フェイタル・4ウェイ
グレイソン・ウォラ―対JDマクドナ対ドラゴン・リー対デューク・ハドソン
リーとマクドナが激しくも疾走感溢れる攻防で魅せていき、小悪党ウォラーがヒールらしい狡猾な立ち回りを見せ、ハドソンは人気者らしく観客の支持を受けながら、恵まれた体格を活かした攻撃を多数披露。
ルチャ的軽量級プロレスとジャパニーズプロレス的ハードなスタイルと複数人が入り乱れるアメリカンプロレス全ての良さを織り交ぜた最近のWWEではお家芸的になっている多人数戦。
メジャーとインディの両方の長所を持ちながらも、整理された管理プロレスで綺麗にまとめていく形。この試合もその強みを存分に発揮した試合となりました。
好勝負。
評価:****