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AEW Review 2023 "ドリームマッチ!" ケニー・オメガ対イホ・デル・ヴィキンゴ/スチュ・グレイソン対ジョン・モクスリー

AEW

AEW Dynamite #181 3/22/2023
スチュ・グレイソン(w/イービル・ウノ、ジョン・シルバー&アレックス・レイノルズ)対ジョン・モクスリー(w/クラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユータ)

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　スチュの攻めるパートが多く、単なるスカッシュにはならなかった内容。

　アピールを少なめに、フィニッシュも雪崩式デスライダーとフェイスの様にブルドックチョークで絞って絞ってではなく、静かに切って捨てる様な形は、ヒールターンに対するチューニングを淡々と行っている。セコンドの面々含めヒール役も的確。

　スチュのアグレッシブさ躍動感も光っており、TVマッチとしては十分。

　予想以上の良試合でした。平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4

 

 

ケニー・オメガ(w/ドン・キャリス)対イホ・デル・ヴィキンゴ

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　ヴィキンゴの凄技連発により、観る者の度肝を抜く内容。ドラゴンラナやスプリングボード式リバースフランケン、セカンドロープ外側からのフェニックス・スプラッシュなど言葉にしても意味がわからない想像を超えた攻撃の連続は圧巻。

　AAAや米インディを追っている人はわかる人も多いとは言え、初めて観る人からしたら唖然とするでしょう。ヴィキンゴを初めて見れば見るほど評価が上がる試合で、見事なショーケース・マッチ。
　そのヴィキンゴを最大限に輝かせたケニーのコントロールも見事。前半は極力技数を少なくすることで、ヴィキンゴのアピールに時間を割き、存在を認知させる。中盤は安定重視の支配ターンを作り、終盤はパワフルな攻撃の数々とヴィキンゴの独創的な凄技を完全に受け切り、併せてダメージ表現も堅実に行うことで死闘感を演出。

　AAAメガ王者時代の経験も生きており、ベストバウトマシーンであることと団体最大のスターの1人としてゲストをもてなす側であることを両立。これは世界中でもケニーにしか出来ない唯一無二の仕事ぶりでした。

　名勝負。
評価:＊＊＊＊1/2

 

 

 

全体評価:7.5