世界のプロレス探検隊

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ICW NHB Review 2023 セッション・モス・マルティナ対ケイシー・カーク/R.I.P SPO追悼大会

ICW No Holds Barred Volume 41 2/10/2023
セッション・モス・マルティナ対ケイシー・カーク

 

 ビールを飲みながら蛍光灯やガゼットプレートを叩きつけ合う展開。蛍光灯あり流血ありではあるものの、そこまで過激に振り切っている訳ではなく、キャッチーなのはマルティナのキャラクターがあるから。

 セミやメインなら物足りないが、アンダー〜ミッドカードなら大会全体にアクセントを付ける事が出来る。キャラクターは強く、レスラーとしてのスタイルはシンプルなマルティナに対し、ケイシーも上手く試合展開を広げており、予想以上に手が合っていたので、今後USでも観ることが出来るでしょう。
 平均的良試合。
評価:***1/4


ICW No Holds Barred Pitfighter X15 3/10/2023
マット・トレモント対ジョン・ウェイン・マードック
 うさぎの着ぐるみを付けて登場したマードック。IWA-MS KOTDM 2015、2016の決勝カードがまさかのチャタヌーガで実現。とはいえマードックはヒールモードなので、マイクアピールなどヘタレアピール全開で入った為、カードの名前倒れかと危惧したが、後半椅子に座っての打撃合戦からはスイッチがあり、IWAモードの男臭いオールドスクールなデスマッチに変化。

 一瞬で景色を変えられる力を持っているのは業界のトップ2人。ビッグマッチでなく、カード当日発表でこのカードが見られただけでも十分だが、後半は内容が伴っており、楽しめる結果となりました。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ICW No Holds Barred Pitfighter X16 3/18/2023
マット・トレモント対AKIRA

大会前日に急逝したレフェリーの”SPO”ショーン・パトリック・オブライエンの追悼大会。

 


彼に捧げるかの様な気合いの籠った打撃戦を展開。いつも以上に拳が冴え渡るトレモントと、MLWで新生レイヴェンズフロック入りを果たしたAKIRAもレイヴェン譲りのレイヴェンエフェクトを決めるなど、アピールに成功。

 トレモントが裏WMでの対戦をアピールしていたサミ・キャラハンは登場せず。そしてAKIRAはデス・サムライと名乗るのを辞めるというプロモを展開。MLWに合わせたキャラクター変更及びヒールターンを行うのでしょうか。

 平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:7