新日本プロレス/STARDOM Historic X-over 11/20/2022
IWGP USヘビー級選手権試合
ウィル・オスプレイ(c)対海野翔太
RevProを日本でやってみたという試合。海野はルックスは棚橋、試合スタイルは棚橋とオカダを足して2で割った様なオーソドックススタイル、得意技とその動作だけはモクスリーと名レスラー良いところどりをした結果、打ち消し合って何の特徴もないレスラーになっている。
デスライダーは仕方ないとはいえ、この試合では、ただ見栄えの良い技を使う動きの良いだけのレスラーという印象しか残らない。ハヤブサオマージュコスチュームのオスプレイが自己完結するだけの良試合という意味ではRevPro度は高い。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
IWGP女子初代王者決定トーナメント決勝戦
KAIRI対岩谷麻優
スターダムの象徴が遂にシングルで再会。
深い関係性を感じる様な手の合った攻防、スターダムを守り続けてきた岩谷とWWEで頂点を極めたカイリ、それぞれの歩んできた道、プロレススタイルを競い合い、試し合うかの様な試合展開。花道やステージを広く使うシーンや表情を強調する様な演出とビッグマッチである事を示す演出が多い。
スターダム時代のスピーディーで危険技も厭わない激しい攻防の連続の方が、クオリティは確実に上がったはずだが、WWEライクなTVプロレスを意識したシーンが多かったのは、異なる一面を垣間見えた印象。TVプロレスにジャパニーズスタイルを織り交ぜた攻防は、新日本勢を押しのけるのには十分。ただ、このスタイルに寄るには試合時間が長すぎる。クオリティは備わっていたので、5分くらいは削っても良かった。
好勝負。
評価:****