世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

DPW Believe The Hype Review さくらえみ対瑞希/竹下幸之介対アンドリュー・エヴァレット他

DPW(DEADLOCK Pro-Wrestling) Believe The Hype 8/6/2022

さくらえみ対瑞希

youtube.com


 AEWに長く出続けているさくらがTVプロレスのスターらしく、カメラや大会場を意識した立ち振る舞いで経験の差を示し、対する瑞希はハッピーな面を徹底的に表現。

 市ヶ谷の雰囲気を感じさせながら、とにかく明るく楽しくという面を打ち出した内容。この団体のアンダーカードとして豪華過ぎる一戦でした。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

トリプル・スレットマッチ
グリンゴ・ロコ対ASF対ラ・エストレージャ

 


 コマンダーと並ぶグリンゴ・ロコの好敵手はASF。スピーディーでアクロバティックな攻防を披露。この組み合わせは実にスイングしているが、そこにドラゲーからの若き刺客エストレージャが登場。キャリア2年未満で海外遠征出来ている逸材らしく、ムーブではこの2人に劣らない所を披露。

 流石に個々の攻防の完成度は、ロコ×ASFには及ばないものの、ロコのバランサーとしての力もあり、エストレージャも才能溢れる動きを発揮。そして3人が入り乱れるシーンでは、独創性溢れる攻防を連発。

 瞬き厳禁と言う様な呆気に取られるシーンがふんだんに入っており、単なるアンダーカードではなく、ショーをスティール出来るレベルの熱戦となりました。

 好勝負。
評価:****

 

竹下幸之介対アンドリュー・エヴァレット

 

youtu.be


 竹下の豪快な攻撃とエヴァレットのクレイジーな受けによる化学反応が起こり、想像を遥かに超える激戦に。単なるハイフライヤー、スポットフェスターに見られがち、自らもジャイアントギミックを演じているので軽さは出てしまうものの、ノースカロライナインディシーンではトレヴァーリーと並び大エースだった時代もあり、今のこのメンバーならば十分トップを張れる実力実績は残している。

 このスタイルでありながら、レスリングも一定出来、ロングマッチはお手の物。CWF-MA無き後にノースカロライナシーンの希望となったDPWでエヴァレットが真価を発揮しているのを見ると感慨深い。

 竹下も絶好調なので、攻めの勢い、バリエーション共に最高品質。はっきりいってオスプレイや石井辺りを除けば、新日本勢よりもよっぽど北米シーンで名前も実績も残しているので、今度からは若手ライジングスターのフリをせず、正真正銘のトップスターとして君臨してほしい所。存在がチート。好勝負。
評価:****

 

youtu.be

 

全体評価:8.5+