世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

DDT Review 2022 蛍光灯IPPONデスマッチ 彰人対ジョーイ・ジャネラ他

DDT Road to PETER PAN 2022 in KORAKUEN~みんなで声出そう!~ 8/14/2022
朱崇花対赤井沙希
 身体能力や当たりの強さは男子に劣らないものを持っていて、華やかさは日本随一。ただ蹴り合っているだけ画になる特別なカード。前哨戦的な要素が強いとはいえ、タイトルホルダーの実力もある両者なので、シンプルな打ち合いも見応え十分な内容に昇華させました。
 まあまあ良い試合。
評価:***1/2

 

DDT EXTREME選手権試合~蛍光灯IPPONデスマッチ
彰人(c)対ジョーイ・ジャネラ

youtu.be


 蛍光灯を割ったら負けのGCW勢には余りにも過酷な試合形式。とはいえソーシャルディスタンスマッチを考案した令和のイノベーターオブヴァイオレンスに相応しいジョーイならば、この難解な試合形式も乗りこなせる。同形式のオリジネーターである彰人が蛍光灯が割れるか割れないかヒヤヒヤする攻防を演出。ジョーイもさすがのプロレス頭で食らい付いていく。

 彰人が用意した攻防にジョーイが付いていく流れなので、第一回目のアスカ戦を超える事は容易ではないものの、難なく対応出来るジョーイは期待通り。他では味わえないスリル感は唯一無二。ジョーイならもっと改良出来るのではないかと期待出来る。

 ジョーイなのでハードルを上げ過ぎてしまった感は否めないが、期待以上のテクニカルデスマッチに仕上がっていた。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:7

 

DDT MEGA MAX BUMP 2022 in YOKOHAMA 5/1/2022
DDT UNIVERSAL選手権試合
MAO(c)対朱崇花

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 まるでアメリカインディの様な演舞からスタート、男子のジュニア選手でもこの様な演舞が出来る人は稀有で、出来る環境は皆無に等しい。空中技や回転系の技の美しさは世界水準。スピードに乗った時の疾走感は特別な輝きを放っていた。

 ハードコア要素も含めつつ、ハードコアに頼らず通常形式でも遜色なく良試合が出来る事を示し、このカードが特別である事も示した。確実に海外の方が何倍も受ける内容。 
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

DDT Audience 2022 5/22/2022
KO-Dタッグ選手権試合
CDK(c)(クリス・ブルックス&高梨将弘)対MAO&朱崇花
 ライバル関係だったMAOアスカのタッグは息ぴったり。スタイルも共通項があるので、連携も合わせやすい。MAOを場外で孤立させたCDK。インタージェンダー戦の経験も数多いので、アスカの扱いもお手の物。柔軟織り交ぜて的確なタッグワークで支配し、終盤ではMAOアスカが切れ味鋭い攻撃で反撃。

 高い壁であるCDKにも十分に立ち向かう事が出来ており、一つ一つの攻防も華麗。互いの必殺級が飛び交う激戦模様。アスカのスーサイドダイブも飛び出し、この試合に賭けた思いを表現。バトンを受けたクリス対MAOのマッチアップも熱の篭もった攻防を演出。見応え満点の大熱戦となりました。

 好勝負。
評価:****