ICW No Holds Barred Volume 22 2/26/2022
エリック・ライアン対AKIRA
両手の手術から遂に復活したキング・エリック・ライアン。手の怪我が癒えた事で、投げ技も解禁。60分のアイアンマンデスマッチを投げ技なしで好勝負レベルに押し上げる事が出来るライアンなので、鬼に金棒。今回はライアン復帰記念試合という様な内容で、安定のAKIRAと小気味良い攻防を披露。平均的良試合。
評価:***1/4
ミッキー・ナックルズ対ランディ・ウエスト
M U S C L E B U S T E R W/ L I G H T T U B E C A B I N #NHB22 @BloodyMickie pic.twitter.com/emIB1THZJS
— 𝖆𝖘𝖍 𝖉𝖆𝖇𝖇𝖆𝖙𝖍 (@AshDabbath) 2022年2月27日
当初はエリック・ライアン対ヴァイキングだったが、ヴァイキング欠場の為、ミッキー・ナックルズ対エリック・ライアンとなったが、ランディ・ウエスト参戦を受け、ライアンはAKIRAと、そしてミッキーはこの盟友兼ライバル対決に変更。
昨年RPW等で物凄い試合をやってのけた両雄。特にウエストは昼のRPWで王座戦を行ったばかりで、血も残ったまま消耗した姿で登場も、ミッキーと共に流血戦へと再び挑んでいく。蛍光灯を使い、内容は当然ハード。男子を超える凄さを誇り、凄惨そのもの。
勝手知る間柄だけあり下ネタも少し多めだが、蛍光灯櫓を乗せたテーブルへのマッスル・バスターとゆでたまご先生もビックリの一撃で豪快にフィニッシュ。見応え満点のライバル決戦でした。中々良い試合。
評価:***1/2
ビッグ・F’N・ジョー対デイル・パトリックス
殴り合いからスタートし、テンション高めのジョーのクレイジー煽り芸とそれを受けるデイルのリアクション芸が冴える展開。この手の相手を担当する時のデイルは、受けのバリエーションの豊富さが光るのが特徴。終盤はタバコを吸うシーンから停滞していったのは残念だったが、可能性のある闘いでした。平均的良試合。
評価:***1/4
シュラック対”フッドフット”モー・アトラス
Sabu'ing of Light Tubes#NHB22 @HoodFoot418 pic.twitter.com/2zWmEiQamJ
— 𝖆𝖘𝖍 𝖉𝖆𝖇𝖇𝖆𝖙𝖍 (@AshDabbath) 2022年2月27日
新旧デスマッチ怪獣対決とあって、蛍光灯中心に荒々しい展開となる。アバウトさもこの2人の味なので、気にはならないが、ミッドカードという事を意識したのか、試合時間が10分程だったからなのか、限界突破までは行かなかった。
フッドフットも流血量は多く、身体の張りっぷりには定評があるものの、シュラックの生贄になるには勢いがあり過ぎる。少しのミスマッチを技術で補うにはまだ足りなかったのだろう。良い試合ではあるものの、期待値に届かず。中々良い試合。
評価:***1/2
ジョン・ウェイン・マードック対ボビー・ベバリー
勢い中心のデスマッチに楔を打てるのがこの2人。身体をかなり張りながらも、ペースを無理に上げなくても他と同等それ以上の試合を作る事が出来る高い技術を誇るベテラン2人の技が際立つ内容。汚い野次を続ける観客に蛍光灯で脅しにかかるマードックの漢らしさもあり、全体通して手の合った高値安定の戦いとなる。
マードック対ライアン同様、このカードも世界中どこで見せてもハズレのない戦いを見せてくれる確信を持たせてくれる。今大会のMOTN。中々良い試合。
評価:***1/2
ICWアメリカン・デスマッチ王座戦-フェイタル・4ウェイ
リード・ベントリー(c)対ジェイク・クリスト対ジャスティン・カイル対トミー・ヴェンデッタ
無秩序な場外乱闘から矢継ぎ早にデスマッチアイテムへの攻撃を放っていく4ウェイらしい展開と予想通りの内容ではあるものの、飛び道具カイルに、リアクションの良さが冴えるヴェンデッタ等それぞれの良さは出ており、豪華ラインナップの後だが、見劣りしない内容となっている。最後はベントリーが、シカゴでペプシ・プランジを決めフィニッシュ。幸先の良い防衛ロードを歩み始めました。平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:8