世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

GCW Most Notorious & Say You Will Review アレックス・コロン対フッドフット/ブリスコズ対リジェクツ

GCW Most Notorious 1/14/2022

GCWウルトラヴァイオレント王座戦
アレックス・コロン(c)対”フッドフット”モー・アトラス
 ICW NHBやRPW辺りで頭角を表しつつあるフッドフットをGCWも登用。経験差を強く描いた為、体格が下のコロンが圧倒する展開で違和感はあるものの、コロンなので手際良く血だるまにしていき、準備は完了。

 流血量が物凄いフッドフットの魅力が出たところで、フッドフットも反撃開始。豪快な投げ技に凶器攻撃を織り交ぜていく爽快感を演出出来るのも強い。蛍光灯やガラスボードを豪快に割っていき、コロンを追い詰める健闘を見せる。巨漢のフッドフットが、小柄なコロンを放り投げるシーンが1番魅力的なので、フッドフットが更にステージを上げれば、より良い試合内容となる可能性を秘めた試合。

 最後はコロンが大量の塩攻撃から必殺キャメルクラッチで押し切ったが、フッドフットの存在を世に知らしめる一戦となりました。彼は今年のブレイク候補でしょう。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

GCW Say You Will 1/15/2022

GCW世界タッグ王座戦
ブリスコ・ブラザーズ(c)(ジェイ&マーク・ブリスコ)対ザ・リジェクツ(ジョン・ウェイン・マードック&リード・ベントリー)

 新旧GCWタッグ王者対決。ICWNHBでリジェクツ対決がある為、少しビターな雰囲気は見せるけれども、基本的にはそのストーリーは当然反映されず。乱戦が主で、アバウトな内容だが、この2組でレスリングマッチをしても仕方ないので、必然の選択。

 マードックがジェイ・ブリスコに蛍光灯を喰らわせる存在になった嬉しさを感じ、椅子に座っての殴り合いで魅了。GCW対ICWというよりもCZW対IWAの代理戦争というべきか。

 


 このカードは組まれたことに意義があるとはいえ、内容はベストとは言わないまでも、ベターではある。平均的良試合。
評価:***1/4

 

マーカス・クレイン・トリビュート・デスマッチ
アレックス・コロン対ジミー・ロイド対”スパイダー”ネイト・ウェブ

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 試合前にマーカス追悼の10カウント。
 シュラックが出場出来ず、代役はGCWの裏方も務めるネイト・ウェブ。蛍光灯シールドや赤いアレ型の巨大蛍光灯等マーカスにちなんだ凶器が飛び出した一戦。

 8分と短い試合では、コカインやドライアイスは流石に出せなかったけれども、スピードに乗って上手くまとめた一戦、ボーナストラックとしては十分でしょう。

 平均的良試合。
評価:***1/4

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