世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

FREEDOMS Review 2021-2022 葛西純対山下りな/ビオレント・ジャック対葛西純他

FREEDOMS HAPPY NEW FREEDOM 2022 1/3/2021
KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP-The beginning of a new frenzy〜新しい狂宴の始まり〜ガラスボード&蛍光灯デスマッチ
葛西純(c)対山下りな

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 どのデスマッチ団体でも主流となりつつあるガラスボードと蛍光灯を同時に使う組み合わせ。上級凶器2種類と勢いに乗る両雄の再戦。葛西が徹底的に攻め立て山下を追い込む前半と、山下の脅威の粘りと葛西を投げ飛ばすパワフルさが光る後半の2部構成。

 山下の事をもう女子選手とは思わず、ライバル、脅威として潰しに行く葛西からの最大級のリスペクト。ライバルでもあり、ユニットの仲間、タッグパートナーでもある関係性が見える。攻められ続けていた山下も、持ち前のパワフルさは健在。

 葛西リスペクトのパールハーバー・スプラッシュやGCWで戦ったアティカス・クーガー譲りのガラスボードへのランニング式エア・レイド・クラッシュ等デスマッチファイターとしての道のりを示す。

 

 その山下の奮闘を、更に高い壁として必殺技フルコースで跳ね返す葛西の強さも光る。後楽園メインクラスの大激戦。山下りながベルトを巻く日もそう遠くないだろう。 

 好勝負。
評価:****

 

FREEDOMS Go for it FREEDOMS!2021 11/17/2021
KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP次期挑戦者決定戦-Hell inside and outside hell ガラスボードデスマッチ
葛西純対正岡大介

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 ガラスボードに蛍光灯、ノコギリボード等お馴染みの凶器をふんだんに使用したデスマッチ。葛西の潰しっぷり、正岡の耐えっぷり、凶器の使いっぷり、断崖式で高さを使う事で、更にインパクトを生み出す。

 攻防の性質上もう少し切り返しや、溜め、ミスリードがあっても良かったが、ここまで壮絶な潰し合いであれば、些細な事。これぞデスマッチ。これぞ死闘。

 文句なしに好勝負。
評価:****1/4

 

FREEDOMS 葛西純プロデュース興行 Blood x'mas 2021 12/25/2021
KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP-〜Christmas with bloody snow〜蛍光灯+ガラスボード+αデスマッチ
ビオレント・ジャック(c)対葛西純
 この試合も高さを出した攻撃を使う事で、いつもよりも特別感を演出。断崖式に雪崩式スポットを連発すれば、爪楊枝サボテンといった見た目にも痛いのがわかるサブ凶器もありと繋ぎの攻防でも演出力の高さを示す。

 衰えを知らない葛西と怖いもの知らずの怪獣。凶器有り無しに関わらず、全ての攻防が最終決戦に相応しいクオリティとなっていた。身体の張り方、鮮血の具合、アイデア力と最高水準。

 クライマックス、凶器が尽きても、葛西が各種必殺技を何度も畳み込むことで、ジャックの怪物さを際立てる演出も見事。アメリカシーンにまだまだ日本が世界一だと知らしめるが如き名勝負でした。
評価:****1/2