世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

クリス・ブルックス&ドリュー・パーカー試合集 CDK対ベストブロズ/クリス・ブルックス対鈴季すず他

我闘雲舞/チョコレートプロレスChocoProLIVE #179 12/4/2021
クリス・ブルックス&ドリュー・パーカー対バリアン・アッキ&水森由菜

youtu.be チョコプロ式ハードコアは、クリスとドリューがやりたい放題やっていくハチャメチャさを楽しむ形。流石にやれる事には限りはあるものの、終始テンション高めのお祭り騒ぎで最高のファンマッチとなりました。

 アッキと水森が正パートナーではない影響はあり、駿河メイもしくは藤田ミノルならベストだったとは思うけども、求められる役割は十二分に果たしていた。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

大日本プロレス 新木場1st Ring大会 10/25/2021
GCWウルトラヴァイオレント王座戦- ハロウィーン・フロム・ヘル・デスマッチ
ドリュー・パーカー(c)対竹田誠志
 試合開始からフルスロットル。竹田の猛攻にドリューも怯まず応戦。ダーツ攻撃、刃物など互いのフェイバリット凶器が早々に飛び出した後は、蛍光灯系凶器をこれでもかと使用。大量の蛍光灯が設置された柵、蛍光灯&有刺鉄線櫓へは断崖式で。更にバルコニーからの高所ダイブを見舞う。

 竹田の破壊的な鋭さに、ドリューが真っ向から立ち向かっていて、攻めで劣っていなかったのが何よりも素晴らしい。純度100%のピュア・ウルトラヴァイオレンス。飛び切りの一戦で、当然現時点までのドリューのキャリアベストでしょう。名勝負。
評価:****1/2

 

大日本プロレス 新木場1st Ring大会 12/3/2021
蛍光灯200本デスマッチ
アブドーラ・小林対ドリュー・パーカー
 10分以内にデスマッチ以外の攻防を一切排して、蛍光灯を使う攻防に特化するという大日本には珍しい形。ドリューの一時的なフェアウェル的に組まれたもので、(結局オミクロン株の影響で里帰りとアメリカ遠征は無くなった)短時間でも思う存分やり切ろうという意図が見える。小林を持ち上げ、蛍光灯ヘッドバッドを決め、大きく飛躍した所も見せ、後はこれでもかと蛍光灯をぶつけ合う。シンプルだが蛍光灯の破壊力を十二分に示しており、エモーショナルな激闘となっていた。好勝負。
評価:****

 

我闘雲舞/チョコレートプロレス ChocoProLIVE #187 12/31/2021
アジア・ドリームタッグ王座戦
ベスト・ブロズ(c)(バリアン・アッキ&駿河メイ)対CDK(クリス・ブルックス&高梨将弘)

youtu.be クリス対アッキの因縁を軸に据えながら、クリス対駿河のハイクオリティな名物対決も含み、目まぐるしい攻防を時間制限目一杯行い続ける一戦。連携の精度は当然抜群で、会場も広く使い、アクセントとして技をミスって腕を痛めたアッキの腕を攻める展開も導入。

 終盤もあわや王座交代というシーンを多く入れ、軸となったクリスとアッキの攻防は、関節技で緊迫感溢れるものに。関節技と丸め込み、そしてカットプレーをこれでもかと入れることで、マットプロレスの弱点であるインパクト不足をカバー。

 チョコプロらしいフルスロットルな内容であっという間に30分。大晦日に相応しい特別な激闘でした。文句無しに好勝負。
評価:****1/4

 

崖のふち女子プロレス 『時計じかけの崖のふち2022~崖のふちvsプロミネンス全面対抗戦~』1/5/2022
ハードコア・マッチ
クリス・ブルックス対鈴季すず

 20分超えのロングマッチ。ベーシックなレスリングから徐々にハードコア要素を入れていき、ドリューを介入させたクリスが主導権を握り、鈴季がどう跳ね返していくかという展開。クリスのインタージェンダー戦の上手さは揺るぎないもので、今回も鈴季のレスリングも出来て、クレイジーな所もある長所を十分発揮させていた。

 

 試合時間を長くするために、濃度が薄まった所はあるものの、大量の画鋲、鈴ボードに棺桶と多彩な凶器を巧みに扱っていたのも好ポイント。プロレス業界において、鈴季すずは2022年の台風の目となっていくでしょう。中々良い試合。
評価:***1/2