世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

USインディ試合集2021 "マスカラ・コントラ・カベジェラ"イーディス対ジギー/ビショップ対カルドナ他

Enjoy Wrestling: Night Moves Season 3 Episode 3 11/4/2021
マスクvsヘア
イーディス・サーリアル対ジギー・ハイム

youtu.be 

 

 イーディスを襲い続けたジギーとの決着戦。イーディスの復帰を待って遂に実現した一戦はマスカラ・コントラ・カベジェラという最上位の形式。怒りに駆られるイーディスが、ジギーを制裁し、対するジギーがAIW仕込みのハードコアで反撃という内容だが、正直イーディスとジギーでは、実力差運動能力の差がありすぎて、凶器ですら埋められないレベル。

 ジギーはマネージャーとしては優秀だが、レスラーとしてはまだ厳しい。相方のデレク・デリンジャーがもっと介入する内容でも良かった。ただステージから二段テーブルでのデスバレーや闘志みなぎるイーディスの戦いぶりは一見の価値アリ。後、試合以外の会場の雰囲気、凄腕の実況、煽りVやWWEばりの動く対戦カードとインディ離れした拘り様は、試合や大会のクオリティを倍増させている。平均より上。
評価:***

 

AIW One Step Ahead 10/2/2021


AIWアブソリュート・インテンス王座戦-インテンス・ルール
ジョシュア・ビショップ(c)対マット・カルドナ

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 GCWの準レギュラーとなった自称ハードコアキングカルドナが、AIWの若き象徴、現在3冠王のビショップに挑戦した一戦。カルドナが相手なので、ビショップもベビーフェイス寄りとなり、持ち前の破壊力が最大限に現れる試合にはならない。あと流石元WWE、カルドナがインディではかなり大きめというのも作用していた。じっくり長い時間をかけて、王座戦らしく格式高いものにしようという意図はあり、ドア破壊も複数あり、安定はしていたが、PMEの助太刀を得たカルドナがまさかの王座奪取を果たす結末を超えるシーンはなかった。平均的良試合。
評価:***1/4


West Coast Pro Wrestling No Leaf Clover - The 3 Year Anniversary Show 10/8/2021

iwtv.live


鈴木みのる対ダニエル・ガルシア
 勢いに乗る新鋭ガルシアのみのるリスペクトが痛い程伝わるジャパニーズ・テイスト溢れる内容。チャレンジマッチの要素が強いけれども、スタイルが同じなので、親和性は十分。みのるは追いかける若手に、手を差し伸べつつも潰していくアメリカ時のスタイル。そこにガルシアが熱戦たっぷりに食い下がるので、必然的に熱くエモーショナルな試合となる。この組み合わせはAEWではなく、インディマットで行ったことが正解。期待通りの熱い激闘でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4


Freelance Underground The Final Phase 10/23/2021

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チャーリー・エヴァンス対ビリー・スタークス

youtu.be SNS上で国境を越えて交際をしたエヴァレット・コナーズの後を追い、遂にアメリカに辿り着いたチャーリーが、コナーズの親友ビリーと対戦したこの試合。皆の人気者であるが、未完の大器である事は否めないビリーを立てながら、試合を作るチャーリーが印象に残る内容。チャーリーのポテンシャルはまだまだこんなものではないけれども、何故アメリカに来てからすぐに彼氏コナーズ以上に、オファー殺到の売れっ子になっているのかの片鱗は見て取れる試合。短時間ながらビリーの良さを引き出しつつ、アクションも安定しており、最後はチャーリーが貫禄十分に締めた。平均より上。
評価:***