世界のプロレス探検隊

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C4 Wrestling Fighting Back: Wrestling With Cancer Review ダニエル・ガルシア対マイク・ベイリー/ダーク・オーダー参戦

C4 Wrestling (Capital City Championship Combat) Fighting Back: Wrestling With Cancer -

10th Anniversary Celebration 9/18/2021

 

iwtv.live

 

 レビュー外の試合としては、ビーフ・ウェリントンが元気に目突きとアスパンチとE-Coli(ダブルアーム式パイルドライバー)で健在をアピール。
更にガントレットマッチでは、ルフィストも復活、元気にハードコア・マッチを行っていました。

 


ダーク・オーダー(イービル・ウノ&ステュ・グレイソン)対ファイト・オア・フライト(ガブリエル・フエルサ&ヴォーン・ヴァティゴー)

 

FoFが、SSBの得(意の連携や十八番の合体ポーズを決めて、ちょうはつしていくながれが見どころ。FoFが、一矢報いようと掻き回していき、SSBが安定の試合運びで受けて立つ形。チャレンジマッチ的ではあるものの、ハイフライングや連携も多く、非常に楽しめる内容。AEWでは内紛真っ最中で、試合時間もまともに与えられていないけれども、やはり実力は随一。もっとスポットを与えたい。中々良い試合。
評価:***1/2

 

C4王座戦 
ダニエル・ガルシア(c)対”スピードボール”マイク・ベイリー


 

 カナダインディ最強決定戦。自らがトレーナーも務めるIWSのトップ王座に就くベイリーとC4王者、飛ぶ鳥を落とす勢いのガルシアの一戦は、予想通り、ベイリーのシャープな蹴りとガルシアの関節技の勝負となる。

 ベイリーの蹴りとハイフライングのコンビネーションはコロナ前と変わらず安定している。普通なら飲まれてしまうところだが、グラウンドやサブミッションのテクニックでも対応出来、それだけではなく、ヒールではないにしろ、自らがレスラーとして格上だと言わんばかりに、自信たっぷりにベイリーをねじ伏せていくガルシア。単なるシューターを超えた表現力が備わった進化した姿を示す。ベイリーの蹴りに対抗する打撃はないものの、その分ラフを交えていたのは賢明な対抗策。この一工夫がある事により、ガルシアの脚関節攻めが実に効果を生んでいく。

 終盤少し蛇足な攻防は散見され、ベイリーもほぼ脚を使う攻撃がメインなので、脚のダメージを表現しづらくなるのは無理もなく、ベイリーも特段ダメージ表現に秀でたタイプではない為、引き込み切れなかった所もあったが、各種得意技総動員の死力を尽くした激闘は見応え満点。これぞシューター対ストライカーらしいロングマッチに仕上がっています。好勝負。
評価:****

全体評価:7.5+