世界のプロレス探検隊

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No Peace Underground Review 2021 ニール対オーシャン他 ~ニュージャックとスパイクの意志を継いで~

NPU(No Peace Underground)

Rewiring The Human Body 5/21/2021

 

iwtv.live


ニール・ダイヤモンド・カッター対アレックス・オーシャン
 

 

 

 ニュージャック生涯最後の相手となったニールのオープン・チャレンジに応えたのはオーシャン。ハードバンパー同士の対決、蛍光灯、ガラスボードや鉄柵にラダー、ニールが持ち込んだステープラーは、きっちりニールの舌に打ち込まれるのも見事。特大の断崖式スポットも複数とお見事。ニールの試合は本当に外れがない。中々良い試合。
評価:***1/2

 

iwtv.live

 

アティカス・クーガー対カサノヴァ・ヴァレンタイン

 

 


 裏WMの「Murdermania」にて行われた、ポンド対ヴァレンタインの後、SPレフェリーだったマーカス・クレインを襲撃したクーガー。その絡みでヴァレンタインが敵討ちに打って出る構図。序盤はヴァレンタインが勢い良く押していたが、中盤以降はクーガーのペース。十八番の緑竹串攻撃に大量の蛍光灯攻撃で瀕死のヴァレンタイン。

 そこにクーガーが付け狙うマーカスの元カノか友人かで紹介されたアスピン・ローズを庇う為に、竹串ドア&ガラスボードトラップに突き落とされ憤死。結局ローズもクーガーの緑竹串の餌食となってしまう。終盤のストーリー仕立て+蛍光灯とガラスボードてんこ盛りの展開は見応え十分。クーガーの凶悪さが光った内容であった。

平均的良試合。
評価:***1/4

 

全体評価:7

 

No Peace Underground Horrors of Survival 2/28/2021

 

iwtv.live

 

ルーベン・スティール対ニール・ダイヤモンド・カッター
  万人受けはしなくてもデスマッチファン全員から熱烈な支持は受ける選手同士の競演。受けっぷりの良さと攻めに転じた時の小気味良さ。体格のハンデはあっても、攻めの物足りなさを感じないニールの良さを、ルーベンも持っていて、それをニール相手に如何なく発揮するのだから見事というしかない。

 蛍光灯束、ステープラー攻撃、ガセットプレート攻撃どれも教科書通りの1番良い使い方をしていて、クライマックスは、鉄柵への投げ2連発。ノーリングデスマッチの中でも屈指の内容。ニールはカムバックしてからずっと素晴らしい働きを続けているが、ルーベンもそれに匹敵する見事な働き。2021年は確実にブレイクスルーする年になっていくだろう。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

ザ・リジェクツ(ジョン・ウェイン・マードック&リード・ベントリー)対Nondescripttagteamname(ラッキー13&コナー・クラクストン)
リジェクツが、久しぶりのタッグ結成となった元ネイション・オブ・イントキケイションのラッキーとクラクストンをとことん血祭りに上げる。シンプルな暴虐の中に、ラッキーの見栄えの良い動きがアクセントとして効いていたのが印象的。中々良い試合。
評価:***1/2

 

全体評価:7.5