世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

WWE NXT Review "3本勝負" KUSHIDA対サントス・エスコバー/ショッツィ&エンバー対The Way

WWE NXT #453 5/4/2021
フォールズ・カウント・エニウェア
アイゼイア・”スワーブ”・スコット対レオン・ラフ

 キルショット対ダンテ・フォックスことARフォックスの愛弟子ラフのハードコアというLUファンCZWファンには嬉しい組み合わせではあるが、EVOLVEらしさは満載。
 ラフのトリッキーな立体殺法が目を見張るものの、1番はスコットの立ち振る舞い。突っ込んできたラフにカウンターの膝蹴りを合わすスタートやメインにストリート・ファイトが控えている中でも、凶器を控える代わりに空気感や演技力で試合を作っていたのは見事。そもそもこんなアンダーカードに収まっている様な選手ではないので、早くプッシュすべき。今のNXTいやWWEで1番プッシュすべきなのはスコットである。

 用心棒も出来、ラップクルーの様な新軍団もプラスに働いて欲しい。アレックス・コロンオマージュのドライバーにJMLドライバーとCZW殺法連発で、健闘していたラフを荒々しく粉砕してみせた。中々良い試合。
評価:***1/2

 

WWE NXT女子タッグ王座戦-ストリート・ファイト
エンバー・ムーン&ショッツィ・ブラックハート(c)対The Way(キャンディス・ラレー&インディ・ハートウェル)
序盤は余り整理されていないものの、連携とスピードでごまかして、早めに凶器投入。そこからは各々がハードなスポットを志願していく形。GCW、デスマッチ仕込みの破天荒なショッツィを筆頭に、これでもかと激しいスポットを連発していたのが印象的。インディからの叩き上げ4人が、その経験を存分に活かした乱戦。

 ベテランであり、ハードコアマッチ巧者でもあるキャンディスとムーンが下支えして、若手のショッツィとハートウェルが要所を担当。豪快な名シーンばかりで非常に楽しめる一戦でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:7

 

WWE NXT #454 5/11/2021
WWE NXTクルーザー級王座戦-3本勝負
KUSHIDA(c)対サントス・エスコバー

 試合前は、LDFとMSKが乱闘を繰り広げ、結果的に両チーム退場。正真正銘の一騎打ちとなる。1本目は、エスコバーがドミネイトする流れ。WWEプロレスなので、ヒールがフェイスを痛ぶるシーンを入れるのが普通ではあるが、KUSHIDAはグラウンドの攻防ならまだしも、一方的に寝かせて良さが出るタイプではないので、ベターではあってもベストにはならない。エスコバーが、コルト・カバーナばりのシカゴ・スカイライン、ライガーばりのロメロ・スペシャルを見せ、ほぼ反撃を許さず、鋭角なファントムドライバーで1本。しかしKUSHIDAもすぐさま取り返し、1対1のタイに。

 この時点で3本勝負である必然はあまり無かったと思ったものの、3本目は、KUSHIDAがようやく動く比重が増える為、世界最高の軽量級戦士らしい見事な爆発を見せる。ギアの上げ方はやはり凄まじく、激しくもトリッキーな関節技地獄は他を寄せ付けない魅力を放ち、エスコバーのルチャ殺法との噛み合い方も良好。恐らく桜庭和志オマージュと思われるコスチュームに腕関節は似合う。魔神風車固めはフィニッシャーとしては弱く、雪崩式テイクダウンからのホバーボードロックで決める方が理想的ではあったものの、可もなく不可も無い2本目までを3本目で確実に回収して見せ、見事にメインを務め上げた。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:7