Beyond Wrestling The Signature Series #6 4/1/2021
Beyond Wrestling - IndependentWrestling.TV
ノーDQ
スレイド対マシュー・ジャスティス
会場の外にまで出る程のハードコア・ブロウル。椅子、ゴミ缶にドア等を徹底的に使用する形。椅子攻撃はやはり激しく、これ位ないと説得力が出ない。只、激しさの割には、じっくり見せていく試合展開が続くので、勢いに乗り切れなかった印象。
流血も相まって引き立ったスレイドのサイコな表情は良かったが、ハードコアはある程度テンポも重要なので、もう少しカット出来る所はカットしても良かった。とはいえ気合いの入った内容で、予想以上のクオリティには仕上がっていた。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
ラウンド・ロビン・チャレンジ
クリス・ディッキンソン対マット・マコウスキ
前回大好評だったこのカードがGRRRファイナル。
この試合でもマコウスキの高い技術を持ち前の圧力で跳ね除けていくディッキンソン。とことん硬派な展開に、所々マコウスキのトリッキーな技がアクセントになっていく。これぞBeyondという激しく渋い熱戦となっているが、内容的には昨年の試合と殆ど変わらない。少し攻防数が減っている形。マコウスキの凄さに少し慣れてきている部分もあるので、前回と比べると少し評価は落ちてしまうのはやむなし。
キャリアを考えると余りにもチート過ぎるマコウスキだが、チート過ぎるが故の伸び悩みに陥らないかは少し不安。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7
Beyond Wrestling Fool's Paradise 4/1/2021
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マット・マコウスキ対アレキサンダー・ジェームズ
Chikaraから放たれた最終兵器マコウスキと、Chikaraにいたグラックの愛弟子であり、移住先のドイツでは、WXWの主力として活躍。最近までは新妻キラー・ケリーと共にWXWのトレーナーとしても活躍。只、ジェームズはアメリカ人なので、母国に戻っているというところだろう。
ジェームズがbeyondで戦うという運命的なマッチメイクだが、そんなこと知るよしもない観客は、ヒールプロモを行ったジェームズにとことんブーイング。グラウンドや関節技の攻防が多かったこともあって、良い攻防であっても中々認めてはくれない。マコウスキもこういう状況を収められる経験はまだないので、テクニックの高さの割には、伸び切らず、観客に潰されたなという印象。しかし技術の高さは示せており、磨いたらより内容が良くなりそう。まあまあ良い試合。
評価:***1/2